晴天予報が出た初冬の週末

ロイさんチビさんと北アをチョイ縦走してみた。
 
 
 
【2018.11.03(土)-04(日)】
 
 
土日の二日間で
燕岳から蝶ヶ岳まで縦走し
初冬の北アの稜線歩きを楽しもう!
 
って予定だった。
 
だが、私が合戦尾根で早々と高山病になり
稜線に上がる前から
縦走コンプリートに暗雲が・・・
 スタートして1時間半で高山病って、早っ!
 
 
 
とりあえず頑張って燕山荘まで上がってみた。
 
合戦尾根を3時間で登る予定だったけど
30分もオーバー。
 
それでもまだ時刻は10時半。
 
もうひと頑張りして
大天井岳まで進んでみることに。
 
 
 
連発するあくびと頭痛。
久しぶりに高山病にやられた。
 
今年は怪我や体調不良がホント多い。
 
毎年挑んでいる北アのバリエーションも
今年は剱岳の源次郎尾根と
前穂北尾根-明神主稜縦走の二本のみ。
 
北鎌や北方稜線には挑めず
やや消化不良気味なシーズンだった。
 槍ヶ岳北鎌尾根
 
 
 
思うようにバリエーションをやれなかったので
せめて眺めるだけでも
と思って稜線歩きを計画したのだが
今回も体調不良。
 
景色を楽しむ余裕なんてないし。
 あかん・・・
 
 
 
ゆっくりと大天井岳の大斜面を登り
何とか大天荘に辿り着く。
 
 
 
時刻は14時。
 
予定では常念小屋まで行くはずだったが
まったくもって無理。
 
よって大天荘に宿泊することに。
 ロイさん、カラムーチョ食べながらボブと一杯
 
 
 
小屋にチェックインし
しばらく横になって休んだ。
 
2時間ほど寝たおかげで
夕方になって体調はやや復活。
 歩いてきた稜線。 上の稜線歩き、のはずだった。
 
 
 
夕方、
小屋から10分ほどの大天井岳の山頂に登って
サンセットを眺める。
 
 
 
北鎌尾根の向こうに陽が沈む。
今日初めて景色を楽しむことができた。
 
 
 
とりあえず
北アのサンセットを拝めただけでも
来た甲斐があった。
 
 
小屋に戻って夕飯。
 
食事は山小屋としてはかなり豪華。
さすが燕山荘グループの小屋だ。
 
小屋の最終営業日とあり
夕食後はランプの集い?とやらで
ケーキや軽食、ワインや珈琲が振舞われる
粋なサービスが。
 
 
 
満腹の腹をさすりながら布団に潜り込めば
あっという間に寝落ち。
 
 
翌朝は5時に起床。
 
夕べは美味い飯&デザートをたらふく食べ
夜はたっぷり睡眠を取れたので
体調はすっかり良くなった。
 
今日は元気よく稜線歩きを楽しんでやる!
 
と、張り切って5時45分に小屋を出た。
 
でもって、
楽しみにしていた朝の槍穂を望めば
雲の中って、
ないわ〜
 
 
 
晴天だった予報は曇りに変わっていた。
 
それでも東の空には雲は少なく
ご来光はまずまず。
 
 
 
でも、ご来光より
朝日に染まる槍穂が見たかった。
 
 
 
稜線を歩いていればそのうち雲が取れるかも
なんて期待しながら常念岳へ向かう。
 
 
 
でもって1時間後には
槍穂どころか
歩いている稜線さえも真っ白に。
 
 
 
常念小屋について一休み。
 
もはや天候の回復は望めず
できることならここから一ノ沢に下山したい。
 
が、車を三俣に止めているので
常念岳を越えなければならない。
 
 
 
常念岳には
今年は冬季に東尾根から一度登り、
初夏にも常念-蝶ヶ岳の日帰り縦走をしている。
 
今年だけで二度登っているし
三人とも過去に何度も登っている。
 
そんな常念岳に
ガスで全く展望がないと分かっているのに
登らなければならないって・・・
 
1時間頑張って登って山頂に達すれば
常念岳最高!って
無理矢理笑顔を作ってくれたロイさん。
 常念最高! 何も見えんけどね
 
 
 
その後は三俣まで一気に下山。
 
前常念岳で冬毛の雷鳥に会えたことが
この日の一番の喜び
 
 
 
ちょっと残念な縦走だったけど
付き合ってくれたロイさんに感謝。
 
その後、温泉入って飯食って
次は雪山でって約束して
ロイさんと別れた。
 
 
チョイと残念な山歩きではあったが
久しぶりのロイさんと
楽しく歩けて良かった。
 
 
お次は
いずこの山へ...