富士山でガッツリトレーニング

 
 
 
【218.08.26(日)】
 
この週末は、
日曜の南アや富士山で快晴予報が出た。
 
晴れるなら山に行かなきゃ勿体ない!
って思っちゃう、どこまでも貧乏性な我々。
 
早速、ガッツリトレーニングできそうな1dayコースを探す。
 
様々なコースの中から選んだのが
富士山の御殿場コース。
 
日曜は酷暑予報も出ているので
標高が高くて涼しい所を探し
一番高い富士山に登ろうってことに。
 
トレーニング的意味合いも含め
いくつかある富士山登山コースの中でも
最もハードな御殿場コースを選択。
 
登山口から山頂までの標高差は2300m。
更にCTは山頂のお鉢巡りを合わせると往復15時間。
 
そんなハードコースに食指が動いた。
 
土曜はチビさんと下界でダラっと過ごし
夜になってから御殿場口駐車場に移動し車中泊。
 
翌朝は4時半に起床し
5時20分に御殿場コース登山口をスタート。
 
 
 
 
朝日を背に浴びながら緩い坂を登り始めた。
 
 
 
この御殿場コースは、
ハードコースゆえに登山者が少なくていい。
 
8月の晴天の日曜だというのに歩く人はまばら。
 
 
 
 
道が空いているせいかトレイルランナーが多い。
 
一応我々もウェアやらザックやらはトレランっぽく仕上げてきたんだけど、
所詮は、なんちゃってランナー。
 
 
 
 
本物のランナーとはスピードが全く違い
ガンガン追い抜かれる。
 本物は早い!
 
 
 
本物ランナーに惑わされることなく
マイペースで歩き進む。
 
何しろ標高差2300m登り一辺倒のコースなんて
経験したことのない未知の世界。
 
しかも富士山ならではの高さにも順応しなければならない。
 
 
 
 
 
富士山には過去に二度
吉田口から登っているが
何れも八合目あたりで高山病になり
苦しんでの山行となった。
 
以来、私にとって富士山は
これまで登ってきた山の中で
最難関の山となっている。
 
はてさて、今回は大丈夫だろうか。
 
高山病に弱い体質に不安を抱きながら
じわじわと標高を上げていった。
 宝永山
 
 
 
 
六合目、七合目と順調に高度を上げ
いよいよ高山病発症ラインの八合目。
 
今日はいい感じ。
 
いいぞ!  そのままそのまま!と
高山病を気合いで抑え込みながらサクサク進み
スタートしてから6時間で無事山頂到達。
 
三度目にしてやっと気持ちよく山頂に達することが出来た。
 
 
 
私は三度目だけど、
チビさんはなんと16回目の富士山登頂だって!
 
 
 
 
今回高山病にならずにすんだ理由は何だろう?
 
恐らく標高2400mの吉田登山口より
1000mも低い御殿場口からスタートし
じわじわ登ったのが良かったのかもしれない。
 
 
 
 
兎にも角にも、無事登頂できて何より。
 
 
 
体調は良く天気も抜群なので
山頂火口のお鉢を一回り。
 
 
 
 
富士山最高点の岩場で記念写真。
 3776m地点
 
 
 
 
日本のてっぺんにいる快感を味わいながら
山頂をぐるりと一周。
 
 
 
 
御殿場コース山頂に戻り軽く一休みした後
12時45分に下山開始。
 
 
 
 
 
この下山路が御殿場コース最大の魅力とのこと。
 
大砂走りを一気に駈け降りる。
 
七合目まではスピードハイク的に下り
その後の大砂走りは、その名の通り走った。
 
 
 
富士山の大斜面を一直線にジャガジャガ下る。
ほんと飛ぶように走った。
 
 
 
コースは広いし人は少ないし、
いやこれ最高のアトラクション!
 
 
 
 
七合目から登山口まで一気に駈け降りた。
 
下りだけは一端のトレイルランナーになれ
達成感は満々!
 
登りで6時間かかったところを
下りは1時間35分で下り、14時20分にゴール。
 
トータル9時間ちょいの富士山トレーニング山行を終えた。
 
 
 
 
2300mの標高差を登り切り、
3776mの高度にも順応でき、
下りではランも楽しめ、
実に内容の濃いトレーニング山行となった。
 
富士山御殿場コースは
ほんと最高のトレーニングコース。
 
 
 
 
体はいい感じに仕上がった。
秋の北ア、バリエーションチャレンジが楽しみ!
 
 
 
お次は
いずこの山へ...