【20171210(日)】
久しぶりに東北の雪山へ。
この週末もスキー&雪山登山。
最近はこの組み合わせが面白くって。
週末前、チビさんとLINEで連絡取りながら
オープンしているスキー場と
その周辺の天気の良さげな雪山
という条件に見合う遊び場を探す。
今回その条件に適ったのが
東北、福島は裏磐梯。
土曜はグランデコでスキー、
日曜は磐梯、安達太良、西吾妻のいずれかの
雪山に登ってみることに。
磐梯周辺には名峰が多く
登る山には事欠かない。
土曜早朝、チビさんと土浦を出発し
グランデコに8時半に到着。
ネットでリフトクーポンを探してみたところ
50歳以上のシニア割引券を発見。
シニア割引使えるって
お得なんだけど年寄りっぽくてなんだか微妙
なんてブツブツ言いながら
クーポン券をDLしたスマホと年齢確認用の免許証を持って
チケットカウンターへ。
窓口でスマホ画面を見せると
受付のお姉さん、私の顔見て
「シニア1日券ですね、はいどうぞ」と
チケットを渡してくれた。
年齢確認せず顔だけ見てOKって...
ないわ~
お姉さんに
「あなたどう見ても爺さんですよ」的な
対応を取られ、しょんぼり。
この虚しい気持ちを吹き飛ばそうと
若者に負けじとガンガン滑りまくった。
流石に3週連続とあって
スキーの方はいい感じ。
シニア券のモヤモヤを吹っ飛ばし
4時間ほど滑って終了。
この日は翌日の登山に備え
裏磐梯ロイヤルホテルに宿を取った。
ネット割りで取った格安の宿ながら
広くていい部屋を提供してくれるので
前シーズンに続いて今年も利用。
早めにチェックインし
温泉入って部屋でのんびり。
夜は近くの食堂で
「激うまトマトラーメン」をいただく。
去年、このラーメンを食べて
すっかりハマったので今年も。
翌朝は6時前に起床。
ここは会津磐梯、
小原庄助さんばりに朝湯をいただく。
温泉から上がり
7時からの朝食に一番で乗り込む。
ホテルの朝食バイキングは大好き。
雪景色を眺めながら朝からガッツリ。
朝から食う食う
昨日はスキー、今日は登山と
週末はたっぷりカロリー消費するので
目一杯食べる。
太る心配などせずに
好きなだけ食べられるのっていい。
満腹の腹をさすりながら宿を出て
安達太良山へと向かった。
この日の山行は
天気や山行時間を考慮し
安達太良山をチョイス。
登山口から五葉松平を経由し山頂に上がり
勢至平から下る周回コースを歩く。
一般的な周回ルートなので
これだけではちょいと物足りない。
山頂から更に先へ、
鉄山、和尚山、船明神のいずれかへ
足を延ばせればとの考え。
先ずは安達太良山頂を目指す。
標高が上がるにつれ
どんどん雪の量が多くなる。
いいぞ!
2時間ちょっとで山頂に到達。
乳首山にひと登りして
祠の可愛いお地蔵さんを雪から掘り出し
ご挨拶。
以前は祠の中にあったお地蔵さん。
今は外に出されてちょいと可愛そう。
さてここから先が安達太良の面白いところ。
まずは矢筈森へと続く
牛の背の稜線を歩く。
雪の安達太良では
この稜線が一番の歩き処。
ちょいと雪が足りないが
それでも
見事に発達したエビの尻尾は
さすが東北の山。
矢筈森山頂あたりは結構な雪の付き方で、
その白さは見事。
矢筈森の山頂まで登り
周囲をぐるりと眺める。
さてこの先どこまで足を延そうか。
ここからの選択肢は二つ。
馬の背を通って鉄山へ行くか
船明神へ行くか。
矢筈森から安達太良を望む
船明神への白き稜線に食指が動いた。
雪に覆われた
たおやかな稜線を歩いてみたい。
船明神へ続く雪の稜線。
ということで
一人分のトレースがついた雪の稜線を辿り
船明神へと向かった。
トレースはあるものの
船明神まではハイカーはおらず
貸切状態。
先週の谷川もそうだが
人気処の山でも
少し足を延ばせば
静かな雪山登山を楽しめる。
それに、
見慣れぬ方角から主峰を眺めるっていうのも
いいもんだ。
そんな楽しみ方を知ったのは
チャレンジ欲旺盛なチビさんのおかげ。
今まで雪の安達太良には何度も登っているが
船明神から安達太良山を見るのは初めて。
安達太良山頂の乳首北面
安達太良山の裏側からの景色を楽しみながら
船明神の山頂に到達。
このあたりは雪も多い。
山頂周辺は見事に雪に覆われている。
見渡す景色も見事。
雪の船明神、いいじゃん!
安達太良山の反対側には磐梯山。
宝の山
そして、
ひときわ白さが目立つ飯豊山の
素晴らしさと言ったら・・・
久しぶりに目にする東北の名峰を
じっくりと楽しんだ。
時刻は14時前。
乳首の上や
馬の背の稜線の人影はなくなり、
只今安達太良連峰を独占中。
貸し切りの気持ち良さを味わいながら
来た道を戻って行く。
快晴無風、極上の稜線歩き。
しっかり雪が積もったら
スノーシュー着けて歩いてみたい。
馬の背を超え、まっさらな雪原を下って
峰の辻へと向かう。
峰の辻から勢至平へ下る途中
蔵王連峰が目に入った。
「♪蔵王降ろしになびかせて、
我らが誇る旗のもと・・・」
学生時代の応援歌を熱唱しながら歩くも
途中で歌詞を忘れて詰まる。
やっぱシニアだわ。
蔵王連峰
16時前にスキー場登山口に戻り
6時間の山行を終えた。
毎度の岳の湯で熱々の湯に浸ってから
家路に着いた。
この週末もスキー&雪山登山、
たっぷり遊べて
満足度の高い東北ツアーとなった。
これから雪がどんどん降り積もり
樹々は樹氷へと変化していく。
そうなったら
西吾妻や蔵王などが面白くなる。
東北でしか味わえない雪山の面白さが
楽しみだ。
年が明けたらまた来よう。
いや〜
この週末も良く遊んだ。