経験。 | ありがとう。大好き。~巨大色素性母斑と生きる~

ありがとう。大好き。~巨大色素性母斑と生きる~

私だけじゃない。あなただけじゃない。
みんなが笑顔でいられるために。前を向けるように。
情報を少しでも提供できたら。
みんなの共通点は「命」です。
さぁ、笑おう!

10時にナーサリーに送り届けなければいけないのに、9時50分に起きたりします。


登園時刻5分前からお弁当を作って、準備。

勿論、間に合いません。


連絡帳に「寝坊しました!!(私が!!)」と書いて提出します。


私はトチりクィーン(全っっ然自慢にならない)です。


舞台開演1時間前に起きたことも、乗るはずの新幹線の発車30分前に起きたこともあります。(両方とも仕事本番には間に合うという奇跡。)


仕事でさえもこのザマなので、新年度からの生活が不安で仕方ありません。



まめが寝ているベッドに一緒に入り、気合いを入れて私も早く就寝しました。


1時間後に目が覚め、その後眠れませんでした。



どーすんねん、これ。







さて。


家ではよく、まめに大きな紙に思い切り絵を描かせます。





絵の具をちゃんとパレットに出し、色を変えたい時にはちゃんと筆を洗うことも出来るようになり(前は筆を洗わず色を重ねるものだから全部の色が混ざり最終的にドドメ色にしかならなかった)、水の入れ物も倒さなくなり、後片付けもちゃんとして…。


私の祖父は画家だったので、私も子供の頃から家にある画材を勝手に出しては好きなように絵を描いていたものです。


まめ画伯がアート教室で作って来る作品もなかなか。

まぁ、先生が手伝ってくれてるんだろうけど。




体操教室も最後に絵を描く時間があり、毎週メキメキと上達するまめの絵心に感心。




一緒にスノーマンを描いた。


目を描くときにやたらまつ毛を強調するものだから「それなに?」と聞いてみると、

「Eyelash。ママなの。」

だそーだ。





これは、まめ等身大サンタ。

体操教室の最後のお絵描きタイム(落書きレベルだけど)けっこう楽しい。






引きこもり日、まめが先に起きて何やらトイレでガサゴソやっているなぁと思いながら私はベッドから出られず(ダメ母)、尿意の我慢の限界で嫌々トイレに行くと…






お便器にアートな世界が広がっていました。


「…芳香剤、自分で棚から出したの…?」


「うん。」


「2本、全部使ったの…?」


「うん。」


「1個上手にお花になってるじゃん。」


「うん!」(←嬉しそう)



寝起きにはキツすぎる程の(2本分はけっこうな香り)芳香剤の香りに包まれながら、これがもう少し小さい頃だったら「(口に入れたりしたら)危ないから触っちゃダメ!」とか怒らなきゃいけなかったんだなぁと思ったり。


注意くらいで理解してくれるようになったなぁとボケーっと放尿しながらしみじみ考えていた冬の朝。



トイレの蓋も扉も閉めたって、芳香剤2本分臭は廊下までガンガン漂ってたけどね!






まめは食後に食器を自分で洗いたがるのでやらせてみたら、見事に割る。


割るのを承知でやらせてみているんだけれども。



2つあったまめのお茶碗も2つとも割られ、コペンハーゲンのカップも割られ…。


でも、これで覚えるんだから(また絶対に割るけど)やらせてやろう。



手を切ったって、命は落とすまい。






今日まめが階段から転げ落ちました。


「ママとどっちが先におりるか、よーいどん!」

「ダメよ、まめ!危な…」


と私が言うより先に、数段ですが、銀ちゃんもびっくりってくらいでんぐり返りながらの階段落ち。

見事にグリンと回ってストンと正座で着地。


私は、助けようもなく、間に合う訳もなく、頭をぶつけないかしっかり見ておくことしか出来なかった。ただただ焦った。


キレイな正座姿で着地したまめは、何が起こったのか解らないといった感じで唖然としていた。

「…びっくりした?」

「…うん。」



だーかーらー、なぜ階段が危ないのか、エスカレーターに乗った後じっとしていないとなぜママがいつも怒るのか、それをこんこんと説明したら身をもって理解したみたい。



大きなケガになるか小さなケガですむのかは本当に運としか言えないけれど、経験で学ぶというのは事実なのだ。






寝坊という経験から何も学べない私はどうしたらいいのかしらね。



明日は2度寝しませんよーに…。