
色素性母斑の治療って、本当に執刀される先生の技術や経験によって結果が全然ちがうのでしょうね。
形成外科の手術はそういうものなのかもしれません。
だから、「この先生にしか頼みたくない!」という今の主治医との出逢いがあるまで病院探しをして良かったと私は思います。

この方も書かれていますが、私も出産した病院でははっきり言って適当な診察しか受けられませんでした。
私も、まめの成長をどこまで見られるのかという辛い気持ちで毎日過ごしていました。
我が子を愛しいと思ってしまったら、この子にもしものことがあったときに自分が生きていけない気がして、今抱いている我が子に対してどういう感情を持てばいいのか解らないという時期も長く長くありました。
お医者さんでもその病気に詳しくないなら「この症状の患者さんを診察したことがないので実際どうなのか解りません」ってはっきり言ってもらった方がいいですよね。
だったら、もっと詳しい先生に診てもらおう!と思えますもんね。
とある皮膚科を受診したときに、「この病気なら◯◯病院の◯◯教授が詳しいから診てもらうといいよ。いつでも紹介状を書くよ。」と言ってくださった先生もいました。勿論、すぐに診ていただきました。
そこで、「ちゃんと切除していけば悪性化はしない」とはっきり言っていただき、やっとやっと安心出来たのです。
メンタルの不調は、実際の身体もどんどん不調にしていきます。
これはなんの病気にも言えることだとおもいますが、病気が見付かったら、まずはどうすれば安心して治療に集中出来るのかを見付けることが第一だと思います。
不安な気持ちで治療するより、「これでまた完治に一歩近付くんだ!」と思って1回の手術を受けるのとでは全然違います。
そういう意味でも、患者や患者の家族の心に寄り添ってくださる今の主治医は本当に私たちのヒーローです。
そして、私もどこかで聞いた「この病気だと脳への障害が出る可能性がある」という話が心配で心配で。
主治医は「ありません!」とはっきりきっぱり言い切ってくれていたのですが、「だとしても、MRIを撮って、この目で本当に大丈夫だということを確認しないと信じられない」と(ウザいくらい)しつこい私の言うことを尊重してMRIを撮ってくださったのです。
勿論、MRIで診断出来る障害が全部ではないし、MRIの結果が全てではないけれど、あのときの毎日毎日がパニックだった私にはMRIの結果大丈夫だったという事実だけでどれだけ心に余裕が出来たか…。
医療にも医学にも病気にも全く素人だから、全てが不安なのです。
だから、医学的な「大丈夫」は、本当に大丈夫なんだと思えたりします。
こういう小さな「大丈夫」が積み重なれば、「絶対に大丈夫」と思える心に育っていくんです。
まめを産んでからもうすぐ2年半になろうとしていますが、全てが不安しかなかった日々が、けっこう「大丈夫」で埋まってきました。
最近はブログの更新もあまり出来ていませんが、1日のうち、アザのことをほとんど考えていませんよ。
そんな日がやってくるのです。
切除手術で、かなりアザが小さくなったというのもありますが。
そうやって手術の結果と、心の回復の結果がちゃんと比例しているのが本当に有難いなぁと思います。
毎日、「ダンソン!!フィーザキー!!」…と、激しくステップ踏んで、バンビーノのコントを完全再現している親子です(笑)
あぁ、毎日忙しい!!
幸せなことです。