タイトルを見て、「えーーーーっっ!?もう!?」と思われた方…。
はい。
もう退院しました。
まさかの、手術翌日退院です。
前にも書いたように、私が体調不良だった今回の入院。
最初は入院1週間前の膀胱炎から始まりまして…。膀胱炎になるということは私の体が疲れてるなとは思っていたけど、外せない用事が連日で、まめの気管支炎の発作もあり、私の症状は比較的軽症だったのもあり、水分がぶ飲みと市販薬(ボーコレン)で治ったような?治らないような?状態。
でも、入院中に悪化することは避けたいから抗生物質もらいに病院に行こうと思ったら、右耳の後ろにボコッとしたしこりが…。
かかりつけ医曰く、リンパの腫れだから、膀胱炎の抗生物質が効いて腫れもひくと思うから様子をみてと言われて様子をみるも、膀胱炎は治ったのに耳の後ろの腫れはいっこうにひかず。
右の顎関節の下のリンパも腫れ、右のコメカミとオデコも赤く腫れ、入院初日には首のリンパもボコボコ腫れてきた…。
まめの術前の様子をみに来てくださった教授に「あの…先生、申し訳ないんですけど…。私のも診てもらえます…?」と、図々しくもお願いし、「え?!お母さまですか?!」と驚かれながらも診てくださる。「しこりだと形成外科だと聞いたもので…。」と言い訳してみたが、しこりではなく間違いなくリンパの腫れなのだが。
「痛みは?」「ありません。」
「風邪の症状は?」「ありません。」
「…健康診断されていますか?」「…いいえ。」
「紹介状は私がすぐ書きますから、入院中まめちゃんを誰かが見ていてくれるならここの腫瘍血液内科を受診してください。」
腫瘍?!血液?! は?! なにごと?!
私、リンパ腫かも…?
もう、私、検査する前から落ち込みまくり、手術前日だというのに眠れない。(ブログ「眠れない!」参照)
手術前日、真っ暗な病室、まだまだこの先手術が続くまめとふたりきり、痛みを伴わないボコボコに腫れたリンパで疲労感MAXの私…。
落ち込む為のシチュエーション以外のなにものでもないな、これは。
もし、私が入院なんてことになったらまめはどうする?
パパは間違いなくみてくれない。
となると、ジジ&ババにお願いするしかない。
一時的ならいいけど、長期間になったとしたらどうする?
…こんなことを考えている間に夜は深まり、深夜になるにつれて
もし私がいなくなったら、まめはどうなる?
…って考えるよね?!
考えちゃうよね?!
この状況で、深夜で、自分が幼い子供の母親なら、間違いなくテーマは「自分が死んだらその時娘は」になるよね?!
…なりましたよ。
(翌日パパに言ったら「若いんだから簡単に大病なんかしないよ」と鼻で笑われた。私は毎度この「自分は大丈夫」的な考え方に呆れる…。)
で、まぁ、その時にアップしたブログに書いたようなことを考えたりしていた訳ですが、なんだかオデコとコメカミ、頭皮までがチリチリというかピリピリ痛み始める。
ここしばらくの相当な疲労感とこの痛み…。
まさか巷でよく聞く、あれか…?
術後すぐの教授とのお話で、まめの手術の様子をうかがった後に「あと先生、私の症状なんですけど、昨夜からピリピリした痛みが出てきました…。」と伝えると「あ!じゃあ帯状疱疹かもしれないですね!腫瘍血液内科じゃなくて皮膚科を受診してください!いやぁ~痛みがなくてリンパの腫れだとリンパ腫を心配したんですよ…。その痛みが出てきたなら帯状疱疹だと思いますから。」
私、めちゃくちゃピリピリ痛いんだけど、リンパ腫の可能性が低くなっただけでもこの痛みが屁でもない(笑)
なんていったって、まめの手術は今回も大成功で無事に終わったのだから。
翌日、朝イチの飛行機で緊急上京してくれたバァバにまめを見ていてもらい、私は外来の皮膚科へ。
「あー、帯状疱疹出ちゃったね…。」
帯状疱疹で大変な思いをされている方には本当に不謹慎な発言だと思いますが、私はこの時心底「よっしゃー!帯状疱疹だったーーーー!」と思ってしまいました。
めっちゃ痛いんだけど、薬を飲めばおそらく治る。
入院とかしないですむなら、「帯状疱疹かかってこいやーーーー!!」な意気込み(笑)
しかーし。
なんと、この前日の小児病棟は、面会に来られたママさんから水痘の症状が出たと、かなりピリピリした状況だった。
看護師さんから「まめちゃんは水痘の予防接種はされてますか?ママは?パパにも確認してもらえますか? ママのお顔の発疹には水痘出てませんか?いつから発疹出ていますか?皮膚科ではっきりと診断されるまで、 念のため、緊急以外はお部屋から出ないでください、お願いします。」と言われる。
なので、皮膚科の先生に「帯状疱疹って感染します…?」と恐る恐る聞くと、「感染はしないけど、小児病棟でしょ?周りが相当嫌がるでしょうね。」とバッサリ。
そうですよね…。
しかも、付き添いは共用シャワーを使うし、感染しないとはいえ、皆嫌がるだろうな…。銭湯や温泉じゃなく、ここは小児病棟だもの。
NICUやPICUもある、科学療法を行っている子だって入院しているんだから。
病棟の水疱瘡騒動とは関係なく、私達が個室に入院していても、帯状疱疹だと判明したら付き添いは出来ないと言われ「まめちゃんだけ入院して、お母さまはご帰宅ください」と言われる…。
ここの病棟は、親御さんの付き添いが出来ない場合は赤ちゃんだけで入院出来るし(看護師さんと保育士さんが面倒をみてくださる)、保育士さん達がみている子どもたちとプレイルームで一緒になるので、預けたあとの様子もよくわかっているのだけど、今この場でどうするか決断してくださいと言われると「じゃあお願いします」とはなかなか言えない…。
私が病院側にお願いしたのは…
「入院していても消毒しかしないなら私が消毒しますし、家も近いし何かあったらすぐ来られるし、今日退院させてください。」
…でした。
教授から「事情が事情ですから解りました」と言っていただき、手術の翌日に急遽退院ということに。
まめはいつものごとく、傷も気にせずハッスルまめです。
朝イチの飛行機で上京した老人と、帯状疱疹と疲労でフラフラの病人、大人ふたりがかりでも全身麻酔の手術翌日の2歳児に負けています。
子どもって元気だなぁ…。
傷をぶつけるのが怖くて「まめ!走っちゃだめ!」「ジャンプしちゃだめ!」だめ!だめ!ばかり言う私のことを「ママ、うるさいの…。」とバァバに告げ口していました(笑)
おとなしくしてもらうために、ディズニーチャンネルとタブレットにお世話になります…。
以上、長くなりましたが、退院報告です(笑)