有難うございます。 | ありがとう。大好き。~巨大色素性母斑と生きる~

ありがとう。大好き。~巨大色素性母斑と生きる~

私だけじゃない。あなただけじゃない。
みんなが笑顔でいられるために。前を向けるように。
情報を少しでも提供できたら。
みんなの共通点は「命」です。
さぁ、笑おう!

先日、私はとても迷いながらブログの記事をアップしました。


何に迷ったかというと、お願いを書いても誰からもコメント無かったらどうしようという思いと、私がこんなことを書くことが大きなお世話なのかもしれないという思い、色々と考えてしまい、上手く文章に出来なくて、悶々とスマホとにらめっこし…。


でも、やっぱりやらない後悔はしたくなかったので「えいっっ!」と「全員に公開」をタップし、祈るような気持ちで眠りにつきました。



朝目覚めると、もう既に数件のコメントが。


読ませていただいて、私も涙が出ました。


有難うございます。


本当に、本当に、有難うございます。




皆様も、私と同じように、心配したり、不安になったり、ほっとできたり、そんな毎日の中で治療をされているんだと改めて教えていただきました。





私達は、我が子の産まれて来た姿を見た時から、ずっとずーっと辛くて苦しい日々でしたよね。


この子は無事に成長してくれるのか、このアザは消えるのか、いじめられるんじゃないか、悩み苦しむんだろうか、生きていくのが辛くなってしまうんじゃないのか…。


そう思って、自分自身を責めましたよね。



責めて、責めて、追い込んで、苦しみ抜きましたよね。



私は、今でもまだたまに苦しいです。



順調に発育している子供のママたちが、普通に育児のことを悩んでいても「いいじゃんそれくらい。手術しなくてもいいんだから」って、比べることではないのに他のママたちの悩みをやけに呑気に感じてしまうこともある。



「うちの子二重じゃなくてショックなんだけど」って言っているママに「は?そんなことがショックなの?バカじゃないの?」って心の底から思ってしまうこともある。



まだたまにちょっとだけ、このアザが特別なことだという風に思ってしまう時もある。




でも、私もまめもこのアザを「当たり前」だと受け入れられるようになりました。



日々の生活で、まめのアザをまじまじと見られたり、何か言われたりすることが本当に少ないから。


ゼロとは言いません。

けれど、まめを産んでからあれだけ不安に思い、怯えていた私の予想なんか笑い飛ばせるくらい、まめはいじめられもからかわれもしません。



私は積極的に、子供同士でふれ合える色々な場所にまめを連れて行きます。


不思議なくらい、子供たちも、親御さんたちも、まめのアザが見えていないの?って私が思うくらいの接し方です。



これは、私自身が一番驚いたこと。


周りのそういう反応が、私をアザの呪縛から解放してくれました。


今日支援センターで初めて会った3歳のお兄ちゃん。

「なんでお顔黒いの?」って聞いてきました。

「これはね、アザって言ってね、産まれた時からあるんだよ」

「産まれた時からあるの?」

「そうだよ。」

「ふーん。」



そのまま、他の遊びをし始めたけど、そこからその3歳のお兄ちゃんは、ずっとまめを見守ってくれていました。


まめがゴテンと転んじゃって、ちょっとベソかいたら

「何かあった?!」

と、レゴで作った銃的な物を胸の前にかざしポーズを取って登場してくれた(笑)




「ほら、まめ!ヒーローが助けに来てくれたよ!」

って言うと、まんざらでもない感じで「大丈夫ですか?」って言ってくれた(笑)


立ち姿と坊主頭が、ちっちゃいブルースウィルスかと思った(笑)



まめ自身が皆から好かれる子に育てば、もしまめがいじめられるようなことがあったとしても、お友達が必ず守ってくれるね!





最初は「なんで黒いの?」って聞いてくる子も、その子の中で「まめちゃんはお顔のここが黒い」ということが納得出来ると、それ以上のことはどうでもいいらしい。


それよりも、自分が使いたいオモチャを取られたくないことの方が重大らしい。



私も、そんなことが普通になってくるとまめのアザのことを忘れてくる。


まめを産んだあの日、私の心からアザの心配が消えることがあるなんて思いもしなかった。



でも、あるんです。


アザのことより、まめがお友達のオモチャを奪うこと、「どうぞ」が出来ないことに悩み、
「まめ、ダメでしょ!お友達と仲良く遊びなさい!」って、普通のお母さんと同じセリフが言える自分がいることに幸せだと思えます。



まめはこれからまだ、手術があります。


これからお子さまの手術を控えておられるママさん、

自分のお子さまの色々なことが心配で不安でしょうがないママさん、

私達が心を痛めて痛めて苦しんで心配していたほど、私達の子供は不幸せな人生ではないようです。


少しずつですが、それを実感しています。


やらなくてすむなら、手術なんてさせたくないけど。

でも、手術をすれば解決に近付く、そんな程度の心配なのです。



手術を経験して、命の尊さや健康であることがどれだけ幸せなことかが、他の子より少しだけでも解る子になってくれるかな。


まめのために、どれだけ皆が心配して、応援していたかを解ってくれた時に、どれ程自分が愛されているかをもっと知ってくれるといいな。



私が出来るのは、アザや傷跡に負けない、生きる強みを身につけさせてやること。



皆様からのコメントを見て、そんな気持ちを改めて心に強く感じました。




コメントをくださった皆様、本当に本当に有難うございました。


私達の未来は、とっても明るいです!






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