嬉しかったこと。 | ありがとう。大好き。~巨大色素性母斑と生きる~

ありがとう。大好き。~巨大色素性母斑と生きる~

私だけじゃない。あなただけじゃない。
みんなが笑顔でいられるために。前を向けるように。
情報を少しでも提供できたら。
みんなの共通点は「命」です。
さぁ、笑おう!

まめと私は、火曜日~土曜日は支援センターに遊びに行く。

他の場所で特別なイベントがなければ支援センターで遊んでいるのだが、毎日のように行く私達と同じように、毎日のように来られている親子も結構多い。

前にブログで書いたんだけど、まめと初めて会った時に、走って来てまめの顔を覗き込みアザを見て、自分の右目を指差して「無事?無事?」って聞いて来た女の子。Mちゃん。

「どうしたの?怪我しちゃったの?大丈夫?」っていう意味で、「無事?」って聞いてくれて。 可愛いでしょー(笑)

それから、会うと「今日も来たの?(目を指差して)無事?」って言ってくれたり、バァバも一緒にいると「今日はおばあちゃんも一緒なの?」とか、次の日バァバがいないと「今日はおばあちゃんいないの?」って、バァバのことまで気にかけてくれて(笑)

最近では、私達が行くとお出迎えしてくれるんだよ。



読み聞かせの時、1歳の子達はだいたいママのお膝に座って聞いていて、2~3歳の子達はママから離れて先生の前に集まって座るのだが、私はいつも2~3歳の集団にまめをポンと座らせて離れて見守るようにしている。

いつもMちゃんがまめの頭を優しくナデナデしてくれて、おもりしてくれるの(笑)


この前は私達の方が早く着いていたんだけど、Mちゃんがお部屋に入って来た瞬間に私を見つけて、

「まめちゃんのお母さーーーーん!」

って叫びながらダッシュして来てくれたのー!

嬉し過ぎ!!




土曜日は、平日は来られない小学生のお兄ちゃんやお姉ちゃん達も遊びに来るので、まめの顔の母斑を見て「なんで顔が黒いの?」と聞かれることが多いんだけど。


ある日、小学1年生のお兄ちゃんと、幼稚園生の妹ちゃんがおばあちゃまと一緒に遊びに来ていて。

お兄ちゃんのほうがまめのアザに気付いて、おばあちゃまに「あの子、お顔黒い。」と言っているのが聞こえてきた。

おばあちゃま、なんて言ってくださるのかなと思って聞いていると、

「みんな、いっしょだよ。」

一言、そう言ってくださった。


そうすると、そのお兄ちゃんはまめにボールをくれて、一緒に遊んでくれたの。

閉館間際だったから、10分くらいしか遊べなかったけど、私もその兄妹と沢山お話して、別れる時に「また遊ぼうね!」って約束してバイバイした。


おばあちゃまも素晴らしいし、おばあちゃまのその一言だけで全てを理解出来るこの男の子。お父様やお母様の教育も素晴らしいんだろうなーって、これだけで解るよね。



先週の土曜日、まめがボールプールで遊んでいると、ダッシュしてボールプールに飛び込もうとする少年がまめの顔を見て「あっ!!」と叫ぶ。

何?!何か言われる?!

と思ってドキッとしていたら

「この前の!」って言って笑顔で挨拶してくれて。


そう。そのお兄ちゃん。

すると後から妹ちゃんとおばあちゃまもいらして。

暫く、まめと一緒に滑り台で遊んでくれた。

まめが滑る番になると、「僕、ここでまめちゃんのこと見守る!」って言ってくれて、上手に滑り台を滑ると頭ナデナデしてくれたりするからまめも大喜び。

妹ちゃんは「まめちゃん、可愛い~。」ってずーっと言ってくれて。
自分が遊んでいるオモチャを「はい、まめちゃん」って貸してくれたり。


私もこの兄妹が大好きになり、同じテンションで遊んでいた(笑)


他の子供たちも、いつもおままごとの食卓に突進していくまめに沢山ご馳走を出してくれたり、男の子が遊んでいたオモチャのボールを入れる穴にまめがアンパンマン入れちゃって詰まらせちゃっても怒りもせず、ちゃーんと救出したアンパンマンを渡してまめの頭をナデナデしてくれたり、皆優しくて私は毎日ウルウルしちゃうの。


ママ友に「まめちゃんママの周りにはいつも子供たちが集まる」って言われたことがあった。

確かに、皆なついて来てくれる。

私がデカい子供だからかしら(笑)






まだまめの母斑を凄く気にしていた頃、ベビーカーのシートは常に私と対面にセットしていた。

理由は、すれ違う人のまめの顔をジロジロと見る反応を私が見たくなかったから。


でも、今は全然平気。


「ジロジロ見られる」という表現自体が私の被害者意識過剰の表れだと、今なら思う。

大人は皆まめの顔を見て心配してくださる。

すれ違う時に「お顔!!どうしたの?!」と驚いて聞いてくる初対面のおばさまがいた。
怪我か火傷だと思われたみたいで。

「生まれつきのアザなんですよ。」

って言うと、

「ごめんね、ごめんね、私子供がいないから色んなことに疎くて。でも、大丈夫なの?」

って、心底心配してくださっているのが伝わってくる。

これから手術していくことを伝えると、

「頑張ってね。ごめんね、突然声掛けて。」

って言ってくださって。

「いいえ、こちらこそ励ましていただいて有難うございます!」

とご挨拶しながら、私思ったんだ。




私が「皆がまめの顔をジロジロ見る」と思っていたその行動の先には、皆がまめの顔を見て「あら?この子どうしたのかな?病気かな?怪我かな?大丈夫かな?」っていう心配してくださる気持ちがあったということ。

大人なら、皆そう思ってくださる。

特に、子を持つ親の立場である人なら尚更。


もしくは、アザを特別視せず接してくださるか。


私はどちらでもいい。

普通に接してくださることも勿論嬉しいし、まめの顔のアザが誰から見ても明らかに解ることは紛れもない事実なので「どうしたの?」って聞かれることも全然嫌じゃない。



私が毎日子育て支援センターに行く理由。

毎日まめが他の子供たちと触れ合う姿を見て「大丈夫だな。」と思えるから。

だから、私は毎日子育て支援センターに行きたいと思う。


子供たちが私の心の不安の塊を砕いて吹き飛ばして、そして沢山の笑顔を運んで来てくれるの。



皆さん、解るかな。

私は、心穏やかに毎日が送れるようになってきているということ。


強くなるのは、色々な経験をもっと積んでこれからだと思う。

そこへの第一歩。


そこに導いてくれたのは、周りの子供たち。

本当に本当に有難う♪


だから、私は子供たちのアイドルまめちゃんママを目指すのだ(笑)!






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