私の出産のイメージは、陣痛に顔を歪めながら、陣痛タクシーに乗り、病院に駆け込むというもの。
実際は、子宮口も開いてない、おしるしも前駆陣痛もない、いつもの検診となんら変わらない、違うことといえば家出?夜逃げ?級の荷物。(陣痛の合間にヨガをするための本格ボルスター、授乳クッションと円座クッションがめっちゃデカかった。しかも枕まで持参。)
想像していた出産と全然違うな~と思ってのんびり入院。
やっぱり子宮口は開いてなかったので、海藻を乾燥させた細い物に糸がついているタンポン的形状の物を何本も詰め一晩おき、体内の水分で乾燥した海藻が膨らむことで子宮口を開くという処置を施す。
検診中の私は、恐すぎていつもまな板の上の鯉状態で、とにかく『無』になることを心掛けている。
子宮口を開く処置中もひたすら『無』。
すると、先生が「痛くないですか?凄いね!殆どの人痛がるのに!痛みに強いね!出産も麻酔使わないでも大丈夫じゃない?」と言ってくれた。
私は意外すぎる先生の発言に、マジで?と思って、出産って私が恐れおののいているほど痛くないんじゃないかと思えてきた。『無』を心掛ければ乗り切ることができるかも!
「先生、もっとほめて!」って言ったら笑ってたけど。
処置が終わったら、明日の出産に備えて寝るだけ。
今晩自然に陣痛がくる可能性もおおいにある。こなければ明日陣痛促進剤で陣痛を促す。
今晩寝る部屋は、LDR室に行くまでの待機部屋なので、カーテンのむこうの同室の方はどうやら陣痛中のご様子。
呼吸も深く荒い。
明日の私もあんな感じなのかなと思いながら、イヤホンで出産のイメージCDを聞きながら寝る体制へ。
寝ようと思うが頭が冴えて眠れない。
子宮口を開く処置をしたあたりに違和感があるようなないような。
陣痛の始めは生理痛っぽいって聞くしな。
でも私生理痛って殆どないからよく解んないな。
先生に痛みに強いって言われたし。
ってことは、実は陣痛始まってたりして。
「ふーっ。ふーっ。」(←お隣さんの息。)
明日産まれるんだな。
いよいよだな。
寝なきゃな。
なんかじわじわ来てるっぽい気がするな。
でも違う気もする。
わかんねーなー、経産婦の友達にメールで聞いてみよう。
なになに、陣痛の痛みは明らかに痛い、じゃあまだ違うな。
「ふーっ。ふーっ。」(←お隣さん。)
寝なきゃな。
寝て体調整えなきゃ。
明日は忘れられない日になるんだな。
ドキドキだな。
私お母さんか。
不思議だな。
…寝られる訳がない(笑)
かなり遅くまで眠れなかったと思う。
私は最後まで仰向けで寝ても全く苦しくありませんでしたが、基本は左向いて寝てました。
お腹の赤ちゃんが腸を圧迫するのか、妊娠中ってオナラが我慢できない。
これ、妊婦さんあるあるじゃないですか?
この夜、うっかりプーが出ちゃって(笑)
陣痛と戦ってたお隣さんに申し訳ないわー(笑)
しかも3回も(笑)
しっかり、プーを聞かれてしまったというのが出産前日の私の忘れられない思い出です(笑)
そんな思い出で申し訳ない(笑)まめのバースデーイブ。
今思い出しても、お隣さん、ごめんね(笑)
写真は30週の頃に4Dで撮ったまめ。
今も全く同じ寝顔。
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