登山靴(アゾロ)の修理を頼まれました。

アウトソール(ビブラム)は2回交換している割にはきれいな靴です。

写真の様に、両足の親指の付け根が破れています。

山、尾根の岩場を歩くときは内股で踏ん張るから切れるそうです。

アウトソールは交換するところはあるけど、縫製修理をするところは

なかなか無いらしい・・・

何年か・・・?ぶりに八方ミシンを引っ張り出しました。

このミシン、映画「靴職人と魔法のミシン」で使われた360度(八方向)押えが回転する

変わったミシンです。釜も全回転でなく、水平半回転です。

糸は強度は必要と言うことで、車輛用の太さ8番を使います。

このように靴を針の下まで差し込みます。

硬い靴の向きは自由がきかないので、押えの進行方向を微妙に回転させながら縫っていきます。

今回は硬く、厚い靴なのでミシンの調子を整えるのに一苦労、2本も針を折ってしまい

最終的に針を23番の太さまで上げ、押え高と糸締り調整しました。

緑の枠内が補修箇所です。

見た感じ、ちょっと・・って感じですが、機能的には十分かと思います。

そして、舌(ベロ)部分の脇のホツレをポストミシンを使って直します。

 

久しぶりに八方ミシンを使ってみて、また色々とやってみたいことが浮かんできそう♪

でも、モーターを外した手回しだから、品質的にも生産性にも量産には

向いていなく、オモチャだな(苦笑)

ドジャーの塩ビ窓を交換修理して欲しいって、依頼がありました。

どうしたら、こんなような劣化になるのか・・・?

ヨットので風雨避け部品で、ドジャーと呼ぶもので、塩ビの透明部分をほどいて交換します。

舟艇もわからず、どうやって装着するのかもわかりませんが、とりあえず交換だけなので

元の形を忘れないように分解して、たるみや、歪みが発生しないように作業を進めます。

こんな感じかなぁ~ って済ませて、引き渡しました。

が、が、窓の縫い付けが表裏が逆だと戻ってきました

ついでに、擦れて破れている部分の補修と、パイプ通し部分の糸切れなども直します。

今日、装着した写真が届きました。

イギリス製のバンクーバー28 と言うヨットで外洋クルージングの名艇と言うことです。

実物を見ながら、色々と聞いてみたくなりました

 

 

昨年、サドルバッグの内装を行ったハーレーのシートが入ってきました。

どうも、座面は熱溶着してあるようなシートです。

表皮を剥がすことなく、サドルバックの内装と同じ布を使って同じように6角形ハニカム

キルトを入れて張って欲しいとの事です。

シートを眺めながら、意見交換をしながらイメージを聞き預かりました。

追って、ラインで色々と案をいただきましたが、元シートに無理に手を入れることは

やめて、縫い合わせパターンを無理のないラインで設定したパターンで型紙を取りました。

そして、イラストレーターに配置したイメージを送り確認してもらいました。

ハニカムキルトの配置マーキングを行い製作開始です。

3ライン交点すべてを長く糸を残して縫っていきます。

座面と言うことで、乗っていて交点の糸が緩んで浮いてこないように

裏で強く結んで、ボンドで接着します。

合皮レザーのシートの上に張るということで、滑ったり、異音がしたりします。

で、中にラップを敷いてから張っていきます。

レザーとは違った質感のシートになりました。

前回のハーレーウルトラ同様、柄あわせに腐心しました。

 

途中で、中央の表皮材の選定で3種類で悩み、途中までできたパーツを

重ねてイメージしやすいところまで製作して、来ていただいて説明して決めてもらいました。

 

初めての布地バイクシートでしたが、濡れることを想定しないのであれば有りですね。