全く燃えず煙や有毒なガスの発生が極少とうたわれる

イストフロン不燃クロス の縫製加工をしました。

この生地、吸音壁装や防火内装、不燃間仕切り用カーテンとして使用されて

いるようで、また、不燃と言うことで溶接のスパッタシートでも使えるようです。

今回の依頼は、サウナの窓用カーテンの製作です。

最近は外の景色を眺めながらリラックスして入るサウナが増えているようですね。

ホツレ対策で4方向を三つ折りして指定サイズに仕上げるのですが

この生地、ガラス繊維で織られているそうで、織り糸同士が滑りやすい?のか

切り口がどんどん、ほつれてきます。

よって、出来上がりサイズに対し、裁断サイズが理論通りで良いのかどうか・・・

結果として心配していたようなミスが無く縫製完了

サウナの木枠窓にボタンで留めるということで、指定位置にバネホックを

打ちます。

普段は4mmポンチで下穴を開けるのですが、生地の特性を考慮して

首の太い目打ちで穴を広げて取り付けました。

ガラス繊維がチクチクしてやってくれるところが無いと回ってきた仕事ですが

洋服で無いので断る理由はない

プライウッド(成形合板)の家具と言えば、天童木工さん

その天童木工のロッキングチェアの張替えが入ってきました

枠から外された状態で来たので座れないのが残念です(苦笑)

細いステープルでしっかり張ってあります。

タッカー針を抜いてみて、とても硬いフレームで、細い枠でもしっかりした

強度を保っているのが良くわかります。

木枠間の間のクッションゴムベルト、ウェービングテープと言うのですが

私も使っている定番の緑や、黒のテープを使ってないですね

見たことがないゴム芯をゴムでコーティングしたテープを張ってあります。

デンマーク製の物かなぁ~~

実は一昨年、家具資材会社の担当からダイメトロールと言うシートゴム素材を

紹介されていました。

近年は自動車シートでも採用されていると聞いて気になっていました。

今回、試しに使ってみる良い機会だと思いサンプルを届けていただきました。

販売店から、硬さが3種類あり、一番柔らかい物は背部分では大丈夫ですが

座では柔らかすぎるて、お勧めできませんと言う事でしたが、1脚だけなので

触った感じで一番柔らかい物だけ購入しました。

担当の方も聞いたことが無いと苦笑していましたが、座の部分のみ

2枚重ね、沈みそうな部分は3枚重ねで張って対応してみました。

張り込みにはキャンバスを張るときに使用される専用プライヤーを使いました。

生地はシンコールのPUレザー、エーデルスムースを使いました。

経験があれば当り前のようですが、タッカー打ちの順番がとても大切です。

細い枠の中に、メイン側と背面側の両方を止めていきます。

その後、外枠をビス止めするネジ穴が干渉してないか?

確認しながら、余り布をカットします。

メイン部分は、元の製品は溶着キルティングでしたが、今回は高密度6mmウレタンで

1本ずつ手縫いキルトで製作しました。

生地自体の質感が高い為、高級感が上がったと思います。

別の工房の打ち合わせもあったので、合わせて用事を済ませる為、

届けに行ってきました。

すぐ、組み立てるから、座ってみてね って、言われ、組み立てに

立ち合いました。

心配してた、上部分もはみ出ることなく、止まりました。

今回、初めて使用したシートゴムのダイメトロールも沈み過ぎることなく

硬いくらいでした。キャンパス用プライヤーの使用でテンションが

かかり過ぎたかもしれませんが、緩いよりは全然良いかと思います。

しかし、天童木工さんの1966年に発売されたという名作、ロッキングチェア

写真で見ていると、かなり上向きに見えていましたが、座ってみると

そんな感じが無く、ものすごく良い  欲しい

後日、白馬のペンションに納品され、写真を送っていただきました。

気に入っていただけたようです。

さて、お待たせしているバイクシートの張替えをまとめて

片付けることにします

 

八ヶ岳の麓、北杜市に移住してモノづくりに励んでいる人が

たくさんいます。

横浜から移住した人で、工房の隣に自宅を自作した家のリビングに置く

ソファの張替え依頼です。

自分で出来ることは何でもしてみたいところは私と似ています(苦笑)

自分のペースでコツコツ建てた家に工房に置いてあったソファーを

張替えて、ストーブのあるリビングに入れる計画だそうです。

写真では判り難いですが色褪せて、擦り切れやシミがあります。

3人掛けとしては大型のソファーで座面が深い為、背を50㎜~100㎜程、

ウレタンを重ねて綿を巻いて厚くして座を浅くします。

生地はシンコールの布地サンプル帳を貸し出して、ゆっくり選んでもらいました。

サンプル帳の布辺は小さいので、シンコールから大きめの

生地を直接、取り寄せて確認してエコノミクス9236で!

と、ライン連絡をくれました。(さすが、その筋のひと)

やはり、中の方は木枠は硬い木でしっかりしていますが、その他は

それなりに劣化しています。

タッカーのステープルも私が使っている物より、肩幅も狭く、線径も

細く・・・なかなか抜けなく切れてしまいます(日本のソファでないかな・?)

このソファは座、背、ひじ掛け、4パーツがバラバラになっていて

組み立てた最後に背中の布を張って仕上げてあります。

その上に、座布団、背当て3セットをかぶせ直して乗せます。

問題は各パーツを組み立てた後の目隠し背面布の張り方です。

大きな背面布を背の上面ラインに合わせて裏内打ちした後、モール板厚紙を

重ねて打ってから垂らすとパネルを貼ったような感じになります。(判り難い)

ひじ掛けとの継ぎ目は、モールを巻き込んでから表からタッカー打ちします。

ステッチのように見えますが、これは生地と類似色にペイントした

肩幅4㎜のタッカーを使用しているからです。

裏布と足を取り付けて完成です。

背当ての縫製はセンターにパイピングを入れたもので、とても

勉強になりました。(他で応用できそう)

工場のみんなは、「いい色の生地~~」と大好評です。

残り生地で、おまけクッションを作って引き渡しです。

で、搬入した写真をいただきました。

今度、ここでストーブに当たりながらコーヒーを戴く約束を取り付けよう