ボートの改修は、進めながら細かい部分を決めていくやり方で

隙間に色々とやっています。

レールを外したレカロシート2脚が佐川急便で届きました。

ネット式のシースルーのヘッドレスト、初めて手に取ってみました。

どうやって張ってあるのか?不思議に思っていました。
フレームにネットを張り、硬いモールドパットに表皮を張ったものを

強引にハメるのですね。

張り替える前にネットの破れを直し、色焦ったネットに黒スプレーを吹いて補修しました。

シートの方は何度か張り替えているので様子は解っています。

しかし、今回はかなりボロボロで、ウレタンからの補修も必要です。

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傷んで欠損している部分は思い切って切り落とし、同じような硬さのウレタンブロックを切り出します。

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接着して一晩養生してから削り出してイメージの形にします。

左右を揃えるのが難しい。

また、ヘッドレストのステー穴の樹脂ハトメのメス部品が割れました。

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で、そのパーツは1㎜のPP板プレートをレーザーで切り出しました。

聞くところ、このレカロシートはランドクルーザーに乗せていて、

何度か張り替えをしたのもということです。

せっかくだから、レカロの刺繍を入れましょうか?と確認したところ

ランドクルーザー」で入らないかとのことなので、送っていただいた

画像から刺繍データを作成しました。

1脚目~2脚目へ進めると思うように張りあがらず、同じ型紙が使えず、

思うように進みませんでしたが何と2脚を仕上げました。

そこのところ、刺繍が入ったところでしまって見えるようですね(苦笑)

このシートを外して張り替えている間、ノーマルシートで乗っているようですが

このシートが戻ってくると、また、ノーマルシートを使いまわして

ボロボロのBRIDE(ブリッド)のシートを直したいらしい・・・・

本当に届いてから考えるか(苦笑)

さて、これから昨年と同じように、内装に取り掛かります

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お話をいただいて、いっきに、これだけのパーツが持ち込まれました(苦笑)

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全くイメージがわかないので、塗装などの作業中の

船体を見に行ました。

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今回は操縦席の改修で。

ここまで、はがして、生地を発注して、打ち合わせを進めていたら

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希望のイメージのLINE画像が届きました。

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これ、シートパターン、形状、ちがいますよね⁉️

色々と「こんな方法で良いですか?」を繰り返し、

思い切って元シートもウレタンを切り落とし、大胆に形状を変えて型紙を取りました

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イメージ画像から刺繍マークも確認してもらい、心配な刺繍糸も了解をもらい、進めました

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材料も無駄にしたくない一発勝負で型紙製作、裁断、縫製、張りを進めます。

量産メーカーとの付き合いが長い感覚で見ると粗が気になってしまいますが、材料を無駄にしなく、納得いただけるクオリティで仕上げる事に技術を高めなくてはと本当に思います。

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どうでしょう?

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ムキムキ感あるダイヤ型のキルティングの刺繍が

希望画像より目立ちすぎるでしょうか(苦笑)

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自動車の大量生産のシートと違い微妙に形状が対称

がとれていません⤵️

そこのところも、微妙に対称を外さないと隙が出ます。

お客様と一緒作り上げる楽しみだけがモチベーションです(笑)

山中湖のマリンスポーツもオフシーズンに入り、来シーズンに向けて

改修したいという依頼です。

 

昨年の様に内装全般

の他、オーニング、メーター周りの張り替え、保管時のカバーなど色々と

話を伺っています。

現在は塗装の塗り替えに入っているようです。

まずはオーニングの製作です。

このような折り畳み式のオーニングをヨット生地の定番のサンブレラの黒で

作り直します。

きれいに張った状態から型紙をとるのは難しそうなので、フレームパイプの形状を

型取りしました。 

 

そこから、3本のフレームの可動域を測ります。

そして、3Dソフト(ライノセラス)に打ち込みます。

その3本のフレーム間をオーニング幌部分としてロフトします。

この幌部分を平面展開したものをいたストレーターに書き出しして

縫い代、縫製合わせポイントを付け加えて、レーザー加工機でから型紙を作成しました。

元の幌に重ねてみてほぼ問題ないのを確認して、裁断~縫製します。
 

パイプ袋の裁断こばは20ミリのグログランテープ二つ折りでヘム巻きして補強します。

外周のこば補強は25ミリ幅のナイロンテープの二つ折りで巻いていきます。

船に乗せて張ってみないと、よくわかりませんね(苦笑)

このオーニング、必要ないとき、停留しているときに折りたたんで、

専用カバーがあります。

このカバーをテント用の今まで使ったことのない、大きなプラスチック務歯の2m長の

オープンファスナーで包みます。

元のガバーは1.8mのファスナーでしたが2mで20センチ長い部分はカバーを長くして

差し込み部分の端末を35mm程、あえてファスナー飛ぶ出すように縫い付けました。

これは、たるんだ幌部分を包みこむ装着時、スライダーの差し込み動作が困難なので

遊びをとってみました。

これで、両端末はぴったり絞ってあっても装着が楽になったと思います。

調子に乗ってちょっと絞りすぎたかもしれませんが、このような感じになりました。

内装の生地が決まったので色々と構想を聞きながら、次に操縦席の張り替えに

進みます。来シーズンまで、まだまだあるようですが簡単には終わらなさそうです(汗)