先週、留米大学さんのプログラムEMACSの13回目がありました。
テーマは「メンタルヘルス」。僕の得意分野です。(^^)
メンタル不調の人へのコーチングは
通常のコーチングとは違うところがあります。
まず大前提として、
メンタル不調のときってどうなってるの?
これがわからないといけません。
でないと「更に悪化させる」危険性があるからです。
そういう意味では
「これ以上、辛い思いをさせない」
というのも重要なポイントになります。
この前はそんな話をしながら
「コーチはグラウンドキーパーです」
というお話をしました。
グラウンドキーパーの仕事は
グラウンドを整備することです。
芝の調子はどうか
石とか落ちていないか
凸凹になっていないか
そういうのをちゃんと整備します。
そうすることでプレイヤーは
安心して全力でプレイできるわけですよね。
コーチはクライアントが
安心してチャレンジできるように
環境設定をします。
そして、万が一トラブルがあっても
すぐかけつけて治療ができます。
コーチングの主役はコーチではありません。
あくまでもコーチングはクライアントのもの。
僕らコーチは裏方であり黒子です。
これを間違えると、荒れたグラウンドで
無理やりプレイさせることになって
クライアントが怖がっているのに
「大丈夫ですよ!さあ勇気をだして!」
みたいな野蛮なことになってしまいます。
クライアントは確かに鼓舞される対象かもしれないけど
僕にとっては守るべき大切な存在です。
One for Allも主役は参加者のみなさん。
僕が何か教えるということはほとんどありません。
僕は安全な場所を作って、それを守ることで
みんながチャレンジしやすいようにしているだけです。
でもそれでみんなの可能性は大きく開きます。
そう。人の持ってるチカラはすごいんですよ。
グラウンドキーパーって裏方で目立たないけど
物凄くいい点がひとつあります。
それは
選手のプレイを間近で見られること。
僕もたくさん見せてもらいました。
それは本当コーチの特権ですね。(^^)
セミナー情報
YouTubeチャンネル情報