「うつとはこういうもの」それ、ホント? | 公認心理師&メンタルコーチ 川本義巳公式ブログ

公認心理師&メンタルコーチ 川本義巳公式ブログ

メンタルコーチ&公認心理師の川本です。2019年扶桑社様より『1日3分でうつをやめる。』を出版しました。
このブログではメンタルへルスやコーチングビジネスに関する情報をお届けしています。よろしくお願いします。

おはようございます。

公認心理師&メンタルコーチの川本です。

 

 

僕は仕事柄、
他の人がうつについて発言しているのを

よくチェックしたりするのですが、

 


「それってホントかなあ?」



みたいなのが圧倒的に多いです。

 

まず、精神科医や臨床心理士、公認心理師、
精神保健福祉士、精神科の医療スタッフ以外は

結構変なこと書いてます。

 

 

 

ただ、完璧に間違っているわけではなく

部分部分は正しかったりするので

 

「あ!それ私もそうでした!」

 

という人も現れます。なので、 
そのタイプには使える というだけで、

足りない部分が多いんですよね。
僕的にいうと「正しく」ありません。

 

 

僕自身は
 

100人いれば100通りのうつがある」


そう思っているので、

簡単に「うつとはこういうモノ」

とか言えないと思っています。

 

それでも僕がこのテーマを

10年以上ずっと追いかけてきて

いろんなクライアントさんに出会って、

いろんな師匠から教わった中で

 

「これが一番実際の状況に近い」

 

そう思っているのが、

マイケル・ヤプコ博士が言っていた

 

「うつは心の病気ではなく、社会性の問題」

 

これです。

 

僕が10年間やってきたことも

 

「その人を社会とつなぐこと」

 

でした。

 

なので、うつというものを考えるときには

本人がどうこうだけでなくて

 

「その人の周りの人たちがどうなのか」

 

これも考えないといけないんですよね。

 

 

それ以前に、

本人が支援者と良好な関係を築けるか?

 

これが一番大事。

 

 

まず支援者と正しい関係を築く練習をしてから

社会につながっていくのが安全な方法です。

 

さて、うつが社会性の問題だとしたら、

誰が一番うつの人を支えられるのか?

 

そう考えたときに、僕たちコーチという

コミュニケーションを軸にした支援者は

その筆頭になり得ます。

 

 

 

だからうつ支援コーチングを作りましたし

それを知っているコーチを増やしたいと思っているんです。

 

 

15人に1人がうつ病になります。

その手前の人も含めると、2~3人に1人は

その可能性があります。

 

ここに人的リソースが増えてもいいんじゃないでしょうか?

 

 
 
 

 

【オンラインセミナーのご案内】


うつを支えるコーチングを学ぶ講座
DEECON第4期(平日コース)

 

 

 

 

 

【著書です。】
 

『1日3分でうつをやめる。』 扶桑社刊