生き辛さはどこから来るのか? | 公認心理師&メンタルコーチ 川本義巳公式ブログ

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メンタルコーチ&公認心理師の川本です。2019年扶桑社様より『1日3分でうつをやめる。』を出版しました。
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その昔、

「自分の人生はなぜこんなにしんどいのか?」

について物凄く考えたことがありました。


 

なぜ自分は、思い通りの結果が出せないのか?

なぜ自分は、人に理解されないのか?

なぜ自分は、理不尽な目に遭うのか?

なぜ自分は、頑張っても認められないのか?


 

最初は自分の性格とか能力に問題があると思っていました。


「問題があるなら改善すればいい」

そう思ったから、更に努力しました。

 

 

でも状況は変わらなかった。

やっぱりなんかしっくりこない人生になるんです。


 

何がダメなのか?何が違っているのか?

 

それが物凄く知りたかった。

そしてその探求をし続けていました。

 

結局それがわかる前に

心と身体が悲鳴を上げました。

 

「これ以上はムリ」

 

それが見つけた答えでした。

 

僕の生き辛さはどこから来たのか?

 

あれから何年も学びや体験を通じ、 

コーチという職業を選択して

ようやく少しだけわかってきました。

 

それは子どものころに作られたものだ

 

ということに。

 

子どものころ、すごく特徴のある子どもでした。

とにかく不器用の塊で

運動神経もかなり問題がありました。

 

勉強は出来るほうだったけど、

忘れ物は多いし、宿題はやらないし、

よくモノを無くしました。

 

授業中の立ち歩きも頻繁だったし

余所見も相当多かった。

 

当時発達障がいという概念がなかったから

自分が変わっているとは思ってなくて、

人よりも劣っているとしか思えませんでした。

多分、今の時代なら間違いなく発達に問題ありです。

 

加えて両親が身体が悪かったので 

貧困の中で小学校時代を過ごしました。

だからガマンすることが多かったし、家の中が暗かった。

 

 

今仕事で問題を抱える子どもたちと接してますが、

子どものころの自分と重なる部分が多く、

よく涙ぐんでしまいます。


 

ほんとは子どもの頃にケアされていれば

こうはなっていなかったと思うけど、

両親にも親戚にも先生にも

そんな知識も余裕もないから

一人でなんとかするしかなかった。

 

でも出来ないんだよね。

そう出来ないんです。


 

出来ない自分を認められなくて

それで自分を責め続けて

僕の生き辛さは大きくなりました。

 

ここ数年かけて、それを解消してきて

今は自分を責めなくなりました。

生き辛さも随分解消されました。

 

子どものころにケアされなかったら

大人になってからケアすればいい。


 

今はそう思います。

 

僕がこの仕事に情熱を燃やせるのも

自分の生き辛さのおかげ。

少し皮肉だけれども

 

「これでよかった」

 

そう思います。