3つの視点 | ふだん着のコーチング

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ふだん着のコーチングを推奨している、メンタルコーチ&公認心理師の川本です。2019年扶桑社様より『1日3分でうつをやめる。』を出版しました。
このブログではメンタルへルスやコーチングビジネスに関する情報をお届けしています。よろしくお願いします。

コーチングをするときに

「3つの視点を持つ」

ということを意識しています。

第Ⅰの視点は「クライアントの視点」。

クライアントがどんなものを見て、
それをどうとらえていて
どう感じていて
そしてどう反応しているのか。

これはコーチングに限らず
カウンセリングでもセラピーでも同じで
クライアントの世界観を共有していないと
話は始まりません。

第2の視点は「コーチの視点」。


コーチはクライアントの世界を視なきゃいけないけど
同時にコーチの眼というのも必要です。
そのクライアントの盲点というか
死角になっていることを見る目を持たないと
問題を解決させることは出来ません。

そして第3の視点は「一般的な視点」。


これは第3者の視点と言ってもいいんだけど
僕はどちらかというと「世間一般」という感覚です。

クライアントが考えていること
そしてそれに対してコーチがアプローチしようと
していることが世間一般的にはどう映っているか?

その視点を持つようにしています。

例えば

「会社を辞めて独立したい」

というクライアントがいたら
まずクライアントの視点に立って
そのことをどうとらえていて、
何が引っかかっているのか?をチェックします。

そして次にコーチの視点から
「どうすればうまく行くか?」という
ポイントを探ります。

でもここだけだとクライアントの

「独立したい」という夢を叶えるためだけの
コーチングになってしまう。

そこで「世間一般の視点」が必要なんです。

その独立の成功率はどれくらいか?
そのことは自分だけでなく家族や周囲にとっても良いことなのか?
万が一失敗した時のリスクは管理出来ているのか?


僕はここまで見ながらサポートをしています。

コーチングはクライアントの夢や可能性を
応援することでもあり、同時に

クライアントとその周囲の人の人生を守ること

でもあると思っています。