店長(エリア長)・主任がやらかす不正について ① | 元パチンコ店長が語る「業界話」

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大手パチンコ店勤務、業界歴11年の元パチンコ店長が語る業界の話について。

今回は、店長(エリア長)・主任がやらかす不正についてです。

ちなみに、一般社員やアルバイトは、金銭に携わる権限がない事が多いので、不正はやらない(やれない)事が多いです。


では、店長がやらかす不正としてポピュラーなのが、設定漏洩です。

設定漏洩

以前、「パチンコ店にサクラはいるのか?」の記事でも書きましたが、自分が勤めていた会社でも、設定漏洩が見つかって、懲戒解雇になった人物が数人いました。

普通、設定漏洩は自分の友だち(知り合い)に声をかけておこなうことが多い事もあり、会社側も対策はしていて、地元や生え抜きで店長まで昇格することは珍しく、異動と栄転(店長へ昇格)がセットになっていることが多かったです。

つまり、知り合いのいない土地に異動させて、設定漏洩されるリスクを低くするわけです。


ただ、元店長(一緒に働いたことはない)のK林は、異動する度に友だち3人も引っ越しをさせて、設定漏洩を5、6年間に渡って続けてました。

ちなみに、設定漏洩がバレたきっかけは、お客様からの通報です。

そのお客様は、最初はK林が店長をしていたA県に住んでいて、そのA県にあるグループ店の常連だったのですが、K林が転勤でB県に引っ越してきた際に、A県の時にサクラではないかと噂されていた3人が、300kmも離れているB県にまで来ている事を不審に思い、B県の主任に相談したことから発覚しました。

ちなみに、K林が設定漏洩をする事によって得た金額は、数千万円~1億円です。

しかし、K林は懲戒解雇にはなったものの、刑事告訴されることはなく、抜いた金額も返済していません。

何故なら、設定漏洩というのは、証拠が残りにくいからです。

通常、スロットの設定は、ホールコンに連動している機械に打ち込んで、その情報を本社が確認するわけですが、その情報自体に嘘(例えば、設定3と打ち込んで、実際は設定6を使う)を入力しても、本社は確認することが出来ません。

全て嘘を入力していたら怪しむと思いますが、低設定でも5千枚以上出ることは普通にあるので、本当の設定を混ぜたら分からないと思います。

また、(今のスロットはわかりませんが、)、スロット台に設定の履歴は残らないので、過去にその台が、どの設定で営業されていたのか、わからないのです。

その為、K林は不正疑惑を否認で押し通し、懲戒解雇にはなったものの、損害賠償は逃げ切りました。


これは、あくまでも自分の考えですが、設定漏洩をしてしまう人が多いのは、バレたときのリスクが低いわり(※)に、リターンが大きいからだと考えます。

続く・・・。

[補足]
(※)設定漏洩はバレたとしても、設定の履歴が台に残らないこともあり、企業側が損害額を立証する事が難しく、リスクが低いというわけです。

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