パチンコの収益は北朝鮮に流れているのか? ② | 元パチンコ店長が語る「業界話」

元パチンコ店長が語る「業界話」

パチンコは立派なエンタメ企業!
大手パチンコ店勤務、業界歴11年の元パチンコ店長が語る業界の話について。

前回は、警察庁の主導で導入されたプリベートカード(パッキーカード)は、パチンコ店の脱税を防止する意味においては効果があったこと、

インターネットや記憶媒体の性能があがった今、脱税することは、ほぼ不可能だということを書きました。

その続きです。


さて、肝心の"パチンコの収益が北朝鮮に流れているか?"ですが、

朝鮮総連への寄付などで、一定額は流れているとは思いますが、数兆円といった金額が流れているということはなく、多く見積もっても数十億円程度だと思ってます。

数十億円の根拠としては、

2018年度のパチンコ業界の全体の売上げが約17兆円

通常、パチンコ業界の経常営業利益率は1~3%で、大抵は2%未満になることから、

17兆円 × 1.7%=約3千億

です。

同年の法人税納税額は約904億円(経常利益の3割が法人税)ということから考えても、まぁ、デタラメでもないと思います。
(参考:https://amusement-japan.co.jp/article/detail/10001367/(ソース先の数値も推計です))


それでも、約3千億円という経常利益が出ていると思うかもしれませんが、以前、"パチンコ業界叩きが引き起こす1つの未来(予想)"で書いたのですが、基本的にパチンコ店の出店は、銀行からの融資で成り立っていて、融資には金利も掛かります。

その為、(苦境に立たされる前に受けた融資ということもあって、)多くのパチンコ店が金利の返済に苦しんでいます。

銀行


多くのパチンコ店がそんな状況なので、

北朝鮮に送金する余裕なんてないんじゃないかな?

と思ってます。

まぁ、もちろん、自分が知り得ない世界もあるので、多く見積もって数十億円かな?と書いてます。

あと、北朝鮮に送金されていたとしても、今は帳簿に残るので、政府もその数値は把握していると思います。

つまり、よく分からない強大な勢力によって、大量の日本のお金が流出している・・・、

なんていう都市伝説のようなことはないでしょう。

終わり。

次回は、ユーザ側(お客様目線)にも少しだけ役立つ?!、パチンコ店に多い節税の話をしたいと思います。


[ 補足 ]
ほとんど都市伝説に近い、北朝鮮への送金なんかより、合法的に日本に納める税金を逃れているAmazon(アマゾン)の方が、よっぽどヤバいです。

おそらく、今までに数兆円の税金から逃れ、日本の法人を倒産に追い込んでいます。

自分も便利だからAmazonを使うことはありますが、基本は"楽天"と"ヨドバシカメラ"を使うことにして日本企業を応援してます。

なお、今年の初め、ようやく、Amazon(アマゾン)は、約300億円の法人税を日本に納税したと発表しましたが、これは数ある法人の一つなので、他にも納めるべき税金はあります。


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