パチンコは遊技ではなく、ギャンブルだから違法なのか? ① | 元パチンコ店長が語る「業界話」

元パチンコ店長が語る「業界話」

パチンコは立派なエンタメ企業!
大手パチンコ店勤務、業界歴11年の元パチンコ店長が語る業界の話について。

ゴールデンウィーク明け後も、相も変わらずマスコミは、自粛要請に従わないパチンコ店の行列の様子や、(パチンコが原因ではなく)教育が問題と思われる様な、お客さんのコメントを流し続けています。

そういった映像に対して、パチンコ(業界)に大して興味のない芸能人や文化人は、

三店方式は違法

パチンコは遊技ではなくギャンブル

パチンコは依存症を生み出している

パチンコは撤廃すべき

といった、コメントをされています。

これらの意見が間違っていると思いませんが、現在、パチンコは法律上、遊技(遊技場)なわけです。

だから、もし、コメントをするならば、

何故、遊技(遊技場)扱いなのか?

何故、三店方式なんていうものがまかり通っているのか?

といった様な事を話してくれないと、議論が深まらないので、何も解決しないと考えます。

ということで、テレビでは放映されないと思うパチンコ(業界)の歴史について簡単に書こうと思います。




ご存じの方も多いと思いますが、

そもそも、三店方式を取り入れたのは警察です。

パチンコを経営している企業(オーナー)ではありません。

ごめんなさい、これは言い過ぎで、パチンコを経営の企業(オーナー)が、景品交換をする事例は多数あったようです。

当初、パチンコ店はタバコを中心として、お米や缶詰などを景品として運営していました。

ただ、段々と景気が上向きになってくると、物資が豊かになってくるので、お米や缶詰、タバコなどの景品の魅力が薄れてきました。

そこに目を付けたのが、反社会的勢力の団体で、それらの景品を買い取ることを始めました。

ごめんなさい、物資が豊かになったというのも確かに1つの理由ですが、闇市が排除されたことが、反社会的組織が、景品交換に参入してきた大きな原因のようです。

これが、景品交換所の誕生です。

もちろん、景品を買い取る際は市場価格ではなく、その半値などで買い取って、それをまた転売して儲けたのです。

そして、そいういった買い取り行為が横行すると、悪質な業者や、その逆も出てくるわけで、警察が取り締まりを始めます。

しかし、景品を買い取って欲しいというニーズはあったので、警察が許可を与えた業者に対しては、景品交換を認めることになりました。

続く・・・。


[ 補足 ]
上記の時代に生きていたわけではないので、文献などを元にしてます。
(2020.5.18補足・修正を追加しました)

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