また、その影響によって、銀行は引き締めに入らざる得ない事を書きました。
その続きというか、お伝えしたかった事のまとめです。
まず、事実として、銀行はパチンコ店を経営する企業(業界)に多額の融資をおこなっています。
(融資を受けていない企業もありますが、自分が勤めていた会社では融資を受けていました)
銀行が融資をした理由として、
バブル崩壊後、多くの企業が倒産もしくは売上げが減少しました。
しかし、パチンコ業界は好景気でした。
その為、多額の融資ができるパチンコ業界は、銀行にとってもありがたい存在だったのです。
例えば、銀行が年間に融資しなければならないノルマが100億円だった場合、一体、何社と契約をすればノルマを達成できるでしょうか?
従業員数が50名程度の中小企業だったら、1億円を借りてくれれば御の字だと思います。
ということは、(回収できる見込みがある)100社と契約をしなければいけませんが、パチンコ店なら1、2社で済みます。
つまり、「パチンコ(業界)は日本の経済に必要不可欠」だったのです。
もしくは、「必要としてしまった」のです。
今、パチンコ店(業界)が、連日ニュースになっています。

その際のコメンテーターの語り口は、"点"であって、"線"ではないです。
だから、コメントが短絡的だし、酷い場合だと自分の感情や印象だけで話しています。
それでは、本質的な解決には辿り着かないと思います。
話は少し変わりますが、
コロナウイルス(武漢肺炎)の為、亡くなってしまった志村けんさんの有名な言葉で、
”非常識なことをするためには、まず常識を知らなきゃいけないんだよ”
という言葉があります。
志村けんさんは、日課として、様々な新聞(スポーツ新聞)に目を通して、世間の常識を知ろうと努力していました。
テレビ・雑誌などで、パチンコ店(業界)についてコメントをする方は、
せめて、"パチンコ業界が担ってきた役割(経済)"を知ってから、コメントをして欲しいと思ったので、この記事を書きました。
以上です。
[ 補足 ]
これらの内容を踏まえた上で「パチンコは撤廃するべきだ!」という意見は、全然ありです。
ただその際には、日本でしか需要がない遊技台、設備に何兆と融資してしまった銀行の問題をどう解決するのか?など、
パチンコを撤廃すると息巻いている議員さんには、対案(解決策)を語って欲しいと思ってます。
[ 補足2 ]
不要不急の産業(サービス)として、夜のお店や性風俗と一緒にパチンコ店を語る文化人(コメンテーター)の方がいます。
確かに、不要不急というカテゴリーで括れば、その通りですが、銀行は夜のお店や性風俗に融資する事はあまりないので、この切り口で語る人は、"経済面"を考えてないと思います。
[ 補足3 ]
以前、パチンコ店が営業する理由について書いた、
↓↓↓
「自粛ムードが高まっている中、パチンコ店が営業する理由」について。
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