東日本大震災時は、組合からの半強制的な時短営業要請と、グループ店が被災した影響で、遊技台の支払いがピンチになり、旗艦店が鬼のように回収したことを書きました。
その記事の内容を受けて、下記のコメントをいただきました。
”私のよく行く店もリニューアル後、旗艦店って謳っておりますがそういう意味だったんですね。
旗艦店って出すときはメッチャ派手に出して出さない時は徹底的に締めるような戦略でしょうか?
もし機会があれば一般論で構いませんのでそういうお店の経営戦略的なものをお願いいたします。”
ということで、今回は旗艦店の戦略についてです。
とその前に、注意事項を・・・。
基本的に、旗艦店はそのグループ内で、売上がベスト1、2の店舗です。
(100店以上を展開しているような企業は、その企業内でトップ5%に入る店舗)
つまり、20店舗を展開しているグループがあったとしたら、旗艦店は1つ(もしくは2つ)です。
もし、そのグループ(企業)が、いくつも旗艦店を謳っているとしたら、
それは、"旗艦店"という単語を使って、集客をしようとしているだけなので、気をつけてください。
なお、それを見破る方法としては、
P-WORLDのパチンコ検索サイトや、シュフーなどのチラシ検索サイトで、"旗艦店"という単語を、安売りしてないかを確認すればわかるかな・・・と思います。

さて、旗艦店の戦略についてですが、自分がいた会社では、旗艦店には新台がとにかく入りました。
例えば、海以外の三洋販売の台は、基本的に5~10台あれば十分なのですが、
海物語シリーズが販売された時に、台数の確保と導入週で入替する為には、"今までの機械の導入実績がないと無理っ!"とメーカー(営業)に言われるので、旗艦店は20台導入したりします。
そして、次の新台入替の際に、導入した台の半分を撤去して、グループの中でも売上が悪い店舗に、撤去した台を移動させたりします。
つまり、旗艦店は、新台の導入台数が多く、遊技台の入替サイクルが早いという特徴がありました。
続く・・・。
[ 補足 ]
本来は「●●を買わなきゃ、▲▲は導入できない!」といった売り方は禁止されてます。
とは言っても、メーカーも商売なので、このような販売のされ方はなくなりませんでした。
[ 補足2 ]
一方、旗艦店に新台を多く導入して、それをすぐに撤去するやり方も問題視されてました。
その為、この方法についてメーカーは対策していたような記憶もありますが、ちょっと思い出せません。
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