活用する情報は、来店日からDM(ハガキ)の発行、年齢から導入機種の選定などですよ・・・という話でした。
その続きです。
今回も、顔認証とは関係ないのですが、ホールコンに関して思い出したことがあったので書きます。
自分が店長をしていた時、
常連(というかクレーマー)に呼び出されて、胸ぐらを掴まれながら、
「てめぇ、遠隔がねぇ~とか適当なこと言いやがって、何だよコレは!」
と、凄まれたやつがコレ。

上記は、パチンコメーカーの平和が考案した、遊技機の島の稼働状態から、大当たり確率を制御するというもの。
まぁ、遠隔とは違いますが、遊技機の大当たり確率を変えてしまうので、違法なホールコン(島制御)です。
ちなみに、この島制御(機能)は、実際に特許が申請されています。
出願番号:特許出願2001-120009
出願日:2001年4月18日
公開番号:特許公開2002-306796
出願人:株式会社平和
発明者:鏑木 尚人
発明の名称:遊技機管理システムおよび遊技機管理装置用動作プログラム
参考:https://www.j-platpat.inpit.go.jp/で検索できます
さて、当時、自分はホールコンに関する特許の存在を知らなかったので「何だコレ?」と驚きました。
常連(クレーマー)が持ってきた紙を見て、訝しげな表情を浮かべている自分に対して、相手が畳み掛けてきました。
「おめぇ、どうすんだよ。」
「えっ、何がですか?」
「とぼけてんじゃねぇよ!
平和っていうのは、パチンコのメーカじゃねぇか!
そこが、こんなもの作ってんだから、遠隔はあるに決まってるんだよ。」
「いや、以前からお伝えしている通り、"うちの店はしてない・・・"とお伝えしているだけで、"遠隔が存在しない"とは言ってませんよ。」
「じゃあ、何で俺の時だけ1,000回まわしても当たらないんだよ。俺は知ってるんだよ。
いつまでも、とぼけてると警察行くぞ!」
「それは止めませんけど、そもそも、当店のホールコンは平和じゃないですよ。」
「・・・。いや、おめぇの話は信用できねぇ。
これは何なのか、俺が納得いくように説明しろ!
そうじゃないと、警察や組合にクレーム入れるからな!」
「(何で俺がお前に納得のいく説明をする必要があるんだと思いつつ・・・、)
今度、平和の営業に聞いときますよ。
貴重な情報ありがとうございます・・・。」
と言って、その日はお引取り願いました。
続く・・・。
[ 補足 ]
このクレーマーは、警察や遊技組合に本当に電話をするので、追い出したかったのですが、
自分の少し上の世代(部長・エリア長クラス)は、中卒・高卒で少しヤンチャだった人が多かったので、
"不良客にも楽しんでもらい、お金を落としてもらえるようになったら一人前"
みたいな考えが蔓延しており、
悪・即・出禁!

という考えは、怒られました。