今回は、その中でも印象に残っている、ちょっと困ったお客様の話です・・・。
自分がまだホールスタッフとして、働いていた頃の話です。
同じ担当エリアのパートさんからインカムが・・・、
「Tさん(自分のこと)、3コースから異臭がします。お客様も臭いと言ってます。
来てもらえますか?」
もしかして、"電源コンセントが焦げているのかもしれない"と思い、慌てて異臭がしている3コースに駆けつけると、
確かに臭いっ!

というか、これは焦げているのではなく、大便の匂いだ・・・。
自分が駆けつけると、一人のお客様が自分のところに来て、
「多分、あそこに座っているおじいちゃんだと思う。」と、匂いの元を教えてくれました。
匂いの元と思われる、キングホー助を打っているおじいちゃんに話しかけます。
「あの~、もしかして体調が悪くないでしょうか?」
「???」
ホールはうるさい上に、お年寄りということもあり、聞こえてないようなので、さらに大きな声で話しかけます。
「あの~、もしかして体調が悪くないでしょうか?」
「???」
もう一度、さらに大きな声で話しかけようとした瞬間・・・、
大便の匂いが鼻から喉を突き抜け、胃の中のものが逆流し始めました・・・。
ヤバイ!と思った自分は、慌てて走り島外にあるゴミ箱に顔を突っ込みました。
ゲェェェェ・・・、吐きました・・・。

その様子を見かねた他のスタッフが、班長のOさんを呼び、おじいちゃんの対応を交代。
Oさんは、大便を漏らしてしまっている"おじいちゃん"の対応を根気よく続け、見事に退店してもらうことに成功しました。
「Oさん、あの匂いの中、よく接客できましたね。」
「俺、蓄膿症だから、匂い感じないんだよね(笑)。」

以上、困ったお客様の昔の話でした。
[ 追記 ]
おじいちゃんは店の外に出る際に、ズボンの裾から漏らしてしまったものを"ポトポト"店内に落としていったので、その後の掃除も本当に大変でした。