雑誌イベントの費用とライター来店は熱いのか?③ | 元パチンコ店長が語る「業界話」

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パチンコは立派なエンタメ企業!
大手パチンコ店勤務、業界歴11年の元パチンコ店長が語る業界の話について。

前回は、雑誌イベントやライター来店イベントをする店側のメリットは、広い商圏から集客が可能なこと。

また、設置台数が500台以下のお店だと、雑誌イベントは回収する意図が強いのではないかということを話しました。

その続きです。

前回の内容に少し補足しておきます。

雑誌イベントや、ライター来店イベントの費用というのは一定です。

どういうことかと言うと、設置台数が多いお店だから高くなることはないし、設置台数が少ないからといって安くなることはありません。
(グループ店割引とか、イベントの信頼性を担保するために、人気店だと割引するとかはあります)

つまり、設置台数が少ないお店は、広告費用を回収しにくい分、設置台数が多いお店と比べると不利なんです。

その為、個人的見解ですが、設置台数が500台以下のお店の場合、設置台数の6割以上が稼働してないようであれば、回収イベントだと考えていいと思います。




さて、もう1つの店側のメリットです。

それは、

イベント感を演出できる
ご存知の通り、現在はパチンコ店でイベントはほとんどできないので、特別感(イベント感)を演出するために、雑誌イベントや、ライター来店イベントをおこないます。

じゃあ、出すのかと言うと・・・、これがお店にとっては悩みどころで、

例えば、D誌の「キック・ザ・シックス(古すぎますね)」のイベントをして、次につなげたいので"赤字営業"をしたとします。

しかし、これをすると、自店の評判も上がるのですが、D誌の「キック・ザ・シックス」のイベントの評判も上がります。

その2週間後、競合店のB店が、同じD誌の「キック・ザ・シックス」のイベントをしたとします。

そうすると、B店の入客も上がっちゃうんです。

しかも、B店は鬼のように回収したとすると、自店が放出したインパクトが薄れます。

何故なら、お客様は店で判断(ラベリング)もしてくれますが、イベント名によっても判断(ラベリング)するからです。

つまり、雑誌イベントや、ライター来店イベントは、他店もおこなえてしまうので、自店のブランド(信頼性)を強くするのに、最適とは言えない戦略なのです。

その為、雑誌イベントや、ライター来店イベントは、可もなく不可もなく・・・、といった調整に落ち着くと考えます。

続きます・・・。

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