スロットの設定配分について ⑥ | 元パチンコ店長が語る「業界話」

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大手パチンコ店勤務、業界歴11年の元パチンコ店長が語る業界の話について。

前回は、台数アウト稼働コイン単価から売上、粗利を予測し、新台入替の経費とを比較することで、その店の粗利率が予測できるという話でした。

その続きです。


さて、外側から見える(客側視点)情報からできるシミュレーションの解説が終わりましたので、超ザックリとですが、実際のスロットの設定配分についてです。

基本的にホール営業は、開放日通常日回収日の3パターンに分けられます。

3パターン

1ヶ月(30日)あるとして、それぞれの割合は、

開放日(2~3日)・・・粗利率0~5%
通常日(20日)・・・粗利率10~15%
回収日(7~8日)・・・粗利率15~25%

ぐらいでは、ないかと思います。
(※大型連休では回収日が増えます)


では、等価交換のお店だと仮定して、設定配分を記載します

【開放日】

設定1:15%
設定2:40%
設定3:25%
設定4:15%
設定5:2%
設定6:3%

【通常日】
設定1:30%
設定2:40%
設定3:15%
設定4:13%
設定5:2%
設定6:0%

【回収日】

設定1:70%
設定2:20%
設定3:8%
設定4:1%
設定5:1%
設定6:0%

の様な感じだと思います。


じゃあ、5.5枚や6枚交換の場合は?

と言うと、本当にザックリですが、

5.5枚交換の場合、1~2%数値を変更してください(0%はそのまま)。

6枚交換の場合、4%数値を変更してください(0%は2%に)。

7枚交換の場合、6%数値を変更してください(0%は4%に)。


例えば、2%の数値変更だと、

設定1:15% → 5%
設定2:40% → 42%
設定3:25% → 27%
設定4:15% → 17%
設定5:  2% → 4%
設定6:  3% → 5%

となります。
(設定1が0%になったら、設定2のパーセンテージを変更)


おそらくですが、

想像されていたより、設定6が投入される割合は低かったのではないでしょうか?

続く。


[ 補足 ]

上記の割合は、設定されている粗利率やアウト稼働、機種構成などによって変わってきます。
(等価交換でない場合、貯メダルでの再プレイが可能か否かなども大きく変わってきます)

その為、あくまでも最大公約数として算出した数値であることをご了承ください。

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