オカルト打法は有効なのか? ③ | 元パチンコ店長が語る「業界話」

元パチンコ店長が語る「業界話」

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大手パチンコ店勤務、業界歴11年の元パチンコ店長が語る業界の話について。

前回は、メーカーの営業担当に、

「大当たり確率の分母を大きくすることで、意図的に偏りを作っているのではないか?と聞いたところ、

8割ぐらいの担当者が、"自分もそう思う"といった答えが返ってきたという話でした。

その続きです。


さて、もう一つ、自分が意図的な確率の偏りを信じている"きっかけ"として、パチプロNさんの存在があります。

パチプロNさんは、自分が働いていた店の常連さんだったのですが、この人は、他の自称パチプロとは完全に一線を画する存在でした。

まず、このNさんが打つと、遊技台のデータが全く違いました。



例えば、普通の人が打つと千円スタートが16回だとすると、Nさんが打つと19回ぐらい回るし、大当たり中の出玉も、1,500発ぐらいでる機種なら、Nさんは1,600発出してました。

約10年間ぐらい、遊技台のデータチェック(ベースチェック)をしましたが、一発で誰が打っていることがわかるようなデータを出していたのは、後にも先にもNさんだけでした。


そんなNさんは、海物語シリーズと、平和の遊技台をよく好んで打っていたのですが、平和の遊技台を打つと、負ける時もありますが、大抵は3万発オーバーとよく勝ってました。
(毎日打つわけではなく、Nさんの中で条件が整わないと打ちません)

そこで、Nさんに、

なんで、そんなに平和の台で勝てるのか?

を聞いたことがあります。

Nさんは一言、

平和の台はクセがあるんだよね。と微笑みました。

どんなクセなのかは教えてくれなかったのですが、記録しているデータ(手帳)を見せてくれました。

そこには、

回転数外れたリーチ(当たったリーチ)保留玉数

が書いてありました。

どうやら、"保留玉数"と"選択されたリーチ"が大事らしく、そこに注目して打っているようでした。

そして、Nさんも、

メーカーは意図的に確率の偏りを作っている」と考えている一人だったのです。

続く。

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