「大当たり確率の分母を大きくすることで、意図的に偏りを作っているのではないか?」と聞いたところ、
8割ぐらいの担当者が、"自分もそう思う"といった答えが返ってきたという話でした。
その続きです。
さて、もう一つ、自分が意図的な確率の偏りを信じている"きっかけ"として、パチプロNさんの存在があります。
パチプロNさんは、自分が働いていた店の常連さんだったのですが、この人は、他の自称パチプロとは完全に一線を画する存在でした。
まず、このNさんが打つと、遊技台のデータが全く違いました。

例えば、普通の人が打つと千円スタートが16回だとすると、Nさんが打つと19回ぐらい回るし、大当たり中の出玉も、1,500発ぐらいでる機種なら、Nさんは1,600発出してました。
約10年間ぐらい、遊技台のデータチェック(ベースチェック)をしましたが、一発で誰が打っていることがわかるようなデータを出していたのは、後にも先にもNさんだけでした。
そんなNさんは、海物語シリーズと、平和の遊技台をよく好んで打っていたのですが、平和の遊技台を打つと、負ける時もありますが、大抵は3万発オーバーとよく勝ってました。
(毎日打つわけではなく、Nさんの中で条件が整わないと打ちません)
そこで、Nさんに、
「なんで、そんなに平和の台で勝てるのか?」
を聞いたことがあります。
Nさんは一言、
「平和の台はクセがあるんだよね。」と微笑みました。
どんなクセなのかは教えてくれなかったのですが、記録しているデータ(手帳)を見せてくれました。
そこには、
回転数、外れたリーチ(当たったリーチ)、保留玉数
が書いてありました。
どうやら、"保留玉数"と"選択されたリーチ"が大事らしく、そこに注目して打っているようでした。
そして、Nさんも、
「メーカーは意図的に確率の偏りを作っている」と考えている一人だったのです。
続く。
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