パチンコ店にサクラはいるのか? ⑥ | 元パチンコ店長が語る「業界話」

元パチンコ店長が語る「業界話」

パチンコは立派なエンタメ企業!
大手パチンコ店勤務、業界歴11年の元パチンコ店長が語る業界の話について。

前回は、Sさん、C君が、サクラを回数を減らす相談をする為に、Dさんを呼び出したところ、

明らかに一般人とは違うYさんが現れ、逆に、パチンコにもサクラ専用の台を作るように迫られた話でした。

その続きです。


サクラを送り込まれることになっていた前日の夜・・・、

パチンコで出す台を作るのは容易ではない為、Sさんは悩みました。
(この当時は、設定付きのパチンコ台はありません。)

"いのち"を開けるにしても、限界がある・・・。

土下座でもして許してもらおうか・・・と考えていた矢先、携帯が鳴りました。

画面には、Dさんの名前が。
(証拠が残りやすいメールではなく、連絡は全て電話でしていたそうです)

Dさんからの<br />着信

携帯に出てみると、DさんではなくYさんでした。

おぉ、Sか。明日は10人用意しといたから。
 ワシの顔に泥を塗ることがないように、よろしく頼むな。


Sさんは、"出来ません"という言葉を飲み込み、"わかりました"と答えるのが精一杯でした。


さて、当日は、10人の若者(サクラ)が朝から並びました。

やはり、異様な雰囲気だったらしく、この日、常連客が本社に電話(クレーム)してました。

また、この日を境に、(この店の)副店長がSさんを疑い始めました。


もちろん、このままだとバレるであろうことは、Sさん、C君ともに認識してたので、C君が打開策を思い付きます。

それは、他のお店(グループ店)にもサクラを送り込んで、Sさんの店のノルマを軽くしてもらおうという"最悪の案"でした。

しかし、追い込まれていたSさんは、その案に乗ってしまいます。

Sさんは、K市にあるお店の仲のよかったE副店長に声をかけます。
(Sさんの店から、車で1時間くらい離れている店)

そして、E副店長は、信頼していたSさんの誘いだったこと、結婚して子供が生まれたばかりで、お金に不安を抱えていたこともあって、軽いアルバイト感覚でOKしてしまいます。

続く・・・。

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