パチンコ 調整方法 ① | 元パチンコ店長が語る「業界話」

元パチンコ店長が語る「業界話」

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大手パチンコ店勤務、業界歴11年の元パチンコ店長が語る業界の話について。

釘を1台1台見ながら、パチンコ台を選んでいる人をたまに見かけますが、実はあまり意味のない行為だったりします。

何故なら、ほとんどのホールでは、機種ごとに同じ調整をしているからです。

例えばですが、

・海物語は、スタート6.0
・牙狼は、スタート6.4
・仕事人は、スタート5.8

といった具合です。

つまり、機種ごとに調整の差はあっても、同じ機種内で調整の差は基本的にありません。
(実際、調整差はありますが、それは釘調整が拙くて差異が出ているだけ)

パチンコ台

何故、同じ機種内で、同じ様な調整をしているかというと、システム化できるからです。

例えば、同じように台を調整をしておけば、

"いのち"を開け締めするだけで、スタートの回転数を調整できます。

"いのち"が12ならスタートは6.0、12.5ならスタートは6.4といった感じです。


それを、この台は寄りを0.5度外に振って、ジャンプ釘を1.5度にしてなんてやっていたら、朝になってしまいます。

100台、200台規模のホールなら、その調整方法でもいいのですが、パチンコ台が500台を超えてくると、個別調整は難しいでしょう。

ということで、釘を見る場合は、機種ごとに釘を見比べるといいと思います。

この続きは、次回。


[ 補足 ]

スタート6.0というのは、下記の計算で算出されます。

100玉打込んで6回デジタルが回転したとすると、

6(回転)÷100(玉)×100=6


スタートが 6.0 になります。

つまり、どれだけパチンコ台が回っているかという目安の数値です。

ちなみに、スタート6.0というのは、

1,000円あたり、15~19回転ぐらいです。
(1,000円スタートを計算するには、ベースを考慮する必要がある為、おおよその値です)