終日満台のホールでも、4円パチンコ500台の売上げは、3千万円を超えることは、ほぼないことをお伝えしました。
ちなみに、ダイコク電機のデータから粗利率を算出すると、
4円パチンコで、売上20,632円、粗利3,252円なので、粗利率 15.7%です。
20円スロットで、売上21,369円、粗利2,882円なので、粗利率 13.4%です。
なお、等価店の場合、粗利は頑張っても20%程度しか抜けないので、ボッタ店の粗利率を20%とします。
では、パチスロパチマガFREEさんがいうところの、ボッタ店の粗利を計算してみようと思います。
稼働率20%の大型店(パチンコ500台)の粗利は、ダイコク電機の以下のデータから、
4円パチンコは1台あたり、売上20,632円、粗利3,252円、アウト10,910個
(売上20,632円 × 500台)×(1-0.8)= 2,036,200円です。
パチスロパチマガFREEさんの計算結果の、半分以下の粗利です。
※アウト10,910個というのが、概ね稼働率20%強なので、ダイコク電機のデータをそのまま計算しました。
では、稼働率50%の場合はどうなるかというと、玉単価を出して計算することにします。
20,632円 ÷ 10,910個=1.891円/個
稼働率50%は、アウト25,000個として、
玉価1.891円 × 25,000個 × 500台 = 23,637,500円が売上。
これに、粗利率20%をかけます。
23,637,500円 ×(1-0.8)=4,727,500円
これが、稼働率50%の場合のボッタ店の粗利です。
パチスロパチマガFREEさんの計算結果の、約3分の1です。
なお実際は、「稼働がつく≒ 持ち玉遊技が増える」為、売上げも玉価も粗利も、もう少し低くなります。
以上のことから、「なぜパチンコ屋はお客が全然いなくても潰れないの!? 」という記事の前提に誤解があることがわかると思います。