外に行かなくても“私の場”で教える:90日プロトコル|内的パワースポットDay5
良い方法でも、続かなければ力になりません。そこで今日は、内的パワースポットの運用を90日プロトコルにまとめます。めざすのは“軽い継続”。完璧な日より、8割で回せる日を増やすこと。小さな成功を積み重ねれば、外に行けない日でも「私の場」で教えられる安定感が育ちます。
ここでは、よくある落とし穴と対処、週次レビューと仲間づくり、そして予備日の設計までを一枚に。数字はDay4で決めた指標を薄く追い、判断は“傾向”で。宗教性や医療的効能を語るものではなく、日常運用のガイドとして活用してください。
手順はシンプル。①失敗パターンを先回りで塞ぐ、②90日プロトコル表に書く、③週次レビューで微調整、の3ステップ。必要なら伴走者(仲間・コミュニティ)を用意し、負担を分け合いましょう。
もし途中で崩れても、戻り方は知っています。吐くを長め、視線を一点、1分静止。それだけで再起動は始まります。では設計を仕上げていきましょう。
目次よくある落とし穴と対処
1) 完璧主義で開始が遅れる
- 対処:各要素は1つだけ。所要は5分以内に固定。
- 合言葉:「半分で始めて、続けながら整える」。
2) 道具に依存し過ぎる
- 対処:道具なしの代替案を必ず用意(音→呼吸、香り→視線)。
3) 境界線が曖昧になって延長が常態化
- 対処:開始前後の1分静止を死守。終了の一言をテンプレ化。
4) 1週間で自己評価が下がるとやめてしまう
- 対処:3日移動平均の傾向を見る。下がり幅が小さければOK。
90日運用プロトコル(週次レビュー/仲間/予備日)
以下の表をスマホに保存し、必要項目だけ埋めればOK。週1回15分のレビューで更新します。
| 項目 | 私の設定 | バックアップ/予備日 | レビュー方法 |
|---|---|---|---|
| 実施タイミング | 朝セッション5分前 | 移動直後1分 | 日/週の実施率をメモ |
| ルーティン | ①グラウンディング | ②リフレーム | 主観KPI(0-10)平均 |
| 境界線 | 開始前後の1分静止 | 終了合図を強める(鐘+砂時計) | 延長分(分)を記録 |
| 合図 | 短い鐘1回 | スマホ1分タイマー | 迷いが減ったか一言 |
| 週次レビュー | 日曜夜15分、移動平均を見る | できなければ翌朝5分 | 良かった条件×2/改善×1 |
| 仲間・伴走 | 水曜に相互チェック(1分報告) | 未実施週はスタンプだけ | 続けやすさ(0-10) |
ポイント:予備日を前提に入れておくと、“できなかった罪悪感”を避けて継続しやすくなります。
コミュニケーション・スクリプト(境界線/案内)
終了の一言(延長防止)
- 「ここで一度区切ります。延長は本日5分までです」
準備の一言(静かな立ち上がり)
- 「これから5分は静かに準備します。メッセージの返信はその後に」
案内の一言(無料相談への誘導)
- 「設計の見直しや伴走が必要でしたら、いつでもご相談ください」
コミュニティの使い方(軽量でOK)
- 週1回の「1分報告」(実施率・良かった条件×2・改善×1)。
- テンプレ画像を配布し、ストーリーズで“合図”を可視化。
- 月1回のテーマ相談(例:境界線強化/道具に頼らない日)。
免責:本シリーズは医療・治療を意図しません。個人差を尊重し、体調不良時は専門家にご相談ください。
今日の1アクション
- 90日プロトコル表の空欄をすべて1行で埋める。
- 週次レビューの時間をカレンダーにブロックする。
- チェック相手(1名)に毎週1分の報告を約束する。
まとめ
“行く”から“つくる”へ――5日間で、内的パワースポットの理解・設計・実装・最適化・統合までを駆け足でたどりました。大切なのは、完璧ではなく再現可能であること。あなたがどこにいても戻れる“ホーム”があれば、教える質は自然に安定します。必要になったら、いつでも伴走します。まずは90日、軽く始めてみましょう。
参考文献
- 本シリーズで触れた一般向け解説・参考書の一部はDay4に掲載しています。必要に応じて随時追加します。
よくある質問
Q. 90日も続けられる自信がありません。
A. まずは「14日→30日→90日」と分割し、予備日を最初から入れておきましょう。未実施の日は“データ”。責めないでOKです。
Q. 途中でやめたら意味がない?
A. 途中終了でも学びは残ります。再開時はDay3の任意ルーティンから軽く再起動すれば十分です。
Q. コミュニティが苦手です。
A. 1対1の相互チェックだけでも効果があります。必要なら匿名の記録共有から始めてOK。