今日2人目のドラムレッスンは、30代の男性の方でした。
J-Rock 〜その源流になる音楽にも興味を持たれているので、生徒さんの音楽の趣向は幅広く、洋楽邦楽を超えてのレッスンを楽しまれております。
最近、ビートルズの楽曲のレッスンを行われていますが、ビートルズのリンゴスターのシグネチャーモデルを手に入れる程の熱の入れようです!
拝見するとリンゴ・スターモデルは
5Aをベースに細長いシェイプのオーバルチップ、紫のDIP加工がされており、グリップの脱力に一役買ってくれるかもしれませんね!
今回のレッスンではこのスティックを使いながらレッスンしてゆきます。
ウォーミングアップとして、ルーティンとしている
イギリスのロックバンド、
クイーンの「ウィ・ウィル・ロック・ユー」
(Queen “We Will Rock You” )のリズムに合わせて演奏を開始です!
イントロから歌メロ、コーラスにかけてのドラムパターンですが、「足踏み・手拍子」の原曲に対し、
ドラムに置き換えた時のタムとフロアタムのずらし具合、
課題となっているギターソロへの移動の際のタイミングを掴むためのルーティンとして毎回行っておりますが、回をますごとに工夫されて2分という今の音楽ではかなり短い中でインパクトのあるリズムを出すことに集中されております。
今回の気づきとしては、やはりギターソロに入るときのタイミングと、バスドラム-スネア-ハイハットの3点で叩く時にハイハットとキックがハシリ気味になることですね。
なるべく前半のリズムのタイム感と重厚感に近づける様な余裕を持ってプレイしてゆきましょう!
また、新たな生徒さん演奏希望曲
The Beatlesの「ヘルプ!」(Help!)での
ドラマーのリンゴスターのハイハットのいわゆる「左右に扇ぐように叩く」というプレイスタイルに興味があり、そのように叩いてみたいという希望があります。
「ヘルプ!」ではハイハットやライドを刻む速さがテンポ190のリズム的にはシャッフルを感じさせる8ビートの再現に挑戦です。
ライドシンバルに移行した時にハイハットのフットをしっかり鳴らすことを先行して基本4分でのプレイで跳ねたフィールを出してゆきました。
その際に取り入れたのは、
ハイハットをハーフオープンにして腕を力まずプレイすることです。
ハーフオープンと言っても左脚に負荷がかかってしまっては本末転倒なので、あえてハイハットペダルから足を外して、バランスを取れるようにします。慣れないうちはこのような奏法で安定性を重視してゆきます。
いわゆる「ロッキングモーション」的な、腕全体での開いて閉じる動きの中に手首の左右の動きを延長させると、手だけの動きから身体の軸を使ったモーションが実現できそうです。
ハイハットを打つ角度も関係しているようですので、ハイハットスタンドの高さを高め、エッジ部分も有効活用してゆきました。
さらにビートルズの楽曲での練習を希望されておりましたので、「ツイスト・アンド・シャウト」(Twist and Shout)のビートルズ・バージョンでリンゴのドラムに迫ってみることとなりました!
テンポは先程の「ヘルプ!」がBPM=190でしたので、ミディアムテンポのこの曲はハイハット8分音符でトライしてゆきます。
ドラムパターンは今回はシンプルに8ビートをキープして、グリップ、特に右手の握り方を楽にしながらリズムキープしてゆきましょう。
本日はレッスンお疲れ様でした!!
ドラム講師:横田なおき