今日1人目のドラムレッスンは、小学生の男の子でした。
生徒さんの演奏希望曲である
*Luna「アトラクトライト (feat. ゆある)」
を集中レッスンしております!
生徒さんがかねてよりこの曲を叩けるような知識や技術が追いついて来た時に演奏したいと話されていた曲です。
特訓したイントロリズムパターンを超えて、1サビ後まで頑張ってみましたね!
譜面に忠実に演奏を再現したいとのことですので、楽曲全体をよく聴いてきていただいた上で、
同時に使用されている打ち込みの譜面と、
実際の演奏の違いも解説しながら進めてゆきました。
まずは復習として、
イントロからの進行を確認しておきます。
8小節目のドラムフィルインをきっかけに、
オーケストレーションと共にドラムのリズムパターンが流れるように入ってくる構成です。
ここからが
頭の4小節フレーズ(譜面10小節目〜)で、
自主練してきた次の4小節(譜面14小節目〜)へ繋げてゆきます。
手足の3連コンビネーションから次の小節目頭に入るところまではすんなり出来ていますが、
鬼門である次の5〜8小節のリズムの流れですが、キックが頭から裏になったりと、シンコペーションや裏拍フレーズが増えてくるところは、
自主練の成果もあり、ほぼ形になっておりましたので、その手順・足順がつまづかないところまでパターンを繰り返してゆきます。
その中で譜読みで解決出来なかったところは修正しながら熱心に取り組まれていました!
続いてのBメロ進行は原曲テンポ 196での速いハイハットの刻みになりますが、
フィンガーストロークも取り入れたテンポを落としてのストローク練習を行っております。
ここでハイハットで一定のパワーをキープしながら速度アップに繋がる叩き方をレクチャー。
前半のクローズドリムショットの位置関係、またキレイに鳴るポイントを押さえておきます。
しっかりそのポイントを理解されていて、気持ちの良い音を出すことができておりますね!
次に、
速いハイハットのスティッキングについて、
ダウンアップのダウンをハイハットのエッジに深く当てすぎず、
スティックのチップ部分で叩くと速く叩けるが、音量が足りない、かつ曲のグルーヴが直線的になり過ぎることを解消するため、
これら2つの良い点を合わせる、というレクチャーを行いましたね。今回もトライです!
ハイハットのボウ(面)の部分をスティックのチップ寄りのテーパーを活用して叩くことです。
最後に後半にかけてのパターンの解説と音楽に合わせての演奏を行いました。
この曲は全体的にドラムパターンが細部に工夫が凝らされており、
譜面通りには叩けないパターンもありますが(※できないことはないですが、とてもエクストリーム技を駆使した叩き方になると思います…)、
それがこの曲の魅力でもあり、
繊細さとドラムのツボを押さえたとても音楽的な楽曲ですので、
ぜひ音楽的なものに昇華していってくださいね。
エンディング前の「rit.」(リット-だんだん遅く)パートもぜひ感情を込めて演奏していただきたいと思います!
今回もレッスン時間ずっと熱心に取り組まれましたね!!
次回も楽しく演奏しましょう!
ドラム講師:横田なおき