柱を守りきったところで、残りのフラシオンとの戦いね。微妙にエスパーダも絡んでるけど、基本的には、No2のバラガンのフラシオンと、No3のハリベルのフラシオンとの戦い。
大前田希千代
ここは、これまでほとんど出てこなかった大前田のステージ。
2番隊副隊長にして隠密機動総司令官 兼 第一分隊刑軍総括軍団長。見た目によらず、肩書多すぎてなんかちょっと偉そう しかも本名も「大前田日光太郎右衛門美菖蒲介希千代」と長い。無駄に偉そう過ぎる
さて、ここまでほとんど存在すら無視されていた大前田。空座決戦篇が始まった途端、いきなり饒舌になったから、来るかなー、と思ってたけど、なかなかいいキャラ見せてました。一角たちが戦ってるときは、キャラ見せをしつつ、できるだけ自然な形で視聴者に人物や状況の説明をする役割に徹してて(というか、そういう役割として作者に使われてて)、実際に自分たちの戦闘が開まると、徹頭徹尾お笑い担当でした。
まず成金ボンボンという設定。体格がまさにそんな感じ。本人に言わせると、「ふくよか」で「富の象徴」らしいんだが。あれでさすが隠密機動だなっていう素早い動きするんだから、そこはまあ、すごい。あと、髪型が江戸時代の商人っぽいのがけっこうツボ。
打算的で、すぐ逃げるし、うるさいんだけど、隊長のソイフォンが大好きなんだよね。ブサイクだのキモいだの、ずーっと言われ続けてるのに、ここぞというときは体を張ってソイフォンを守ってる。でも、どんなにナイスプレーしても、ソイフォンにはキモい、くっつくなと言い続けるわけ。でもね、ソイフォンはソイフォンで本当にヤバくなったら大前田に逃げろって言って体張って救おうとしてるんだから、なんだかんだ言っていいコンビだよ。ま、この2人。さすがに隊長&副隊長だからね、フラシオンはわりと速攻撃退しましたね。
山本総隊長再び
そして山本総隊長がピンポイントでヘルプに入りました。やっぱり納得の圧倒的強さ。やばい。
山本総隊長が出張った理由は、ハリベルのフラシオンである愉快な3人の女たちが、「ペット」と称するアヨンというバケモノ。3人の左手を合成して作ったらしいが、どうやったらあんなもんができるの? そもそも暴走を止められない生き物を「ペット」と言っていいの?って感じよ。ただただ本能のままに暴れるヤツってこんなに怖い存在なのね。乱菊なんて一発で脇腹ざっくりもってかれちゃった。それでも死なない乱菊の生命力もバケモノだけど。
雛森、檜佐木、鉄左衛門さんも全く歯がたたない中、さっそうと登場した山本総隊長。あっさりアヨンの腹に穴を空け、怒り狂ったアヨンを一刀両断ってやつ。ほらね、やっぱり総隊長が出てくれば楽勝じゃん?
さて。
この時点で、あっちこっち、かなりの箇所で戦闘が並行して行われているわけなんだけど。バラガン&フラシオン vs ソイフォン&大前田、ハリベル vs 日番谷 、ハリベルフラシオン3人娘 withアヨン vs 乱菊、さらにウェコムンドでは、ウルキオラ vs 一護、ヤミー vs ルキアたちも待機中。これらをうまい具合に場面転換しつつ、平行して描いているのがすごいなぁって思ったよ。めっちゃ難しい技術だよね。1場面長すぎると他を忘れちゃうし、細切れだと視聴者が没入できない。その塩梅が絶妙。まあ敢えていうと、ウェコムンドが若干放置気味かな アニメ制作者の手腕なのか、原作者の才能なのか。あたし、原作読んでないからわからなくてさ、あたしの師匠にきいたら、原作もこんな感じだったよ。って。マジか。天才だな作者。
