重力/抵抗/死についての覚書 | 大分アントロポゾフィー研究会

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「ウーン~ あるの(有るの) ないの(無いの) どっちなの」 ・・・おぱんちゅうさぎ

 

「世界がどうであるかということが、神秘なのではない。世界があるということが、神秘なのだ」 ・・・ヴィトゲンシュタイン

 

”To be, or not to be, that is the question.” ・・・ハムレット

 

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いかなるイメージ体も、相対化される運命にある。

 

このイメージ体はあのイメージ体より優れているが、また別のあのイメージ体より劣っている。

 

そのようにして、すべてのイメージ体は、その本性ゆえに、不断の序列化の危機に晒されている。

序列化され、常に競争し合うという不毛性の内にある。

 

この序列化/競争の不毛を免れる唯一のものこそ、個/霊/精神/高次の自我に他ならない。

 

人間一人一人の個別の精神、その土地その土地の個別の精神 etc.

そのような個別の精神は、遍在し、かつ私たちの低次の自我の目から隠されている。

 

もちろん、低次の自我は一種のイメージ体であるから、常に序列化と競争の不毛に晒され続け、消耗する。

個々の人間の低次の自我同士が、損ない合い、消耗し合う。

 

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”今・ここ”とは、まさしく、生死の際(きわ)である。

この境域には、純粋思考を以てしか、立ち入ることは叶わない。

そこは、善悪の彼岸である。

 

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重力と抵抗によって、動きが止まる。

息が止まったら、そこから再び目覚めることはできるのか・・・

 

重力に対極はあるのか・・・