⑤陽平とドンとエミ
3人のファミレスのシーン。
遊川監督が映画全体の中で
1番好きなシーンらしい。
自分もここ好きだった!
事故以来、母親と会っていないドン。
病室の前までは行ってみるものの
無理…と入るのをやめてしまう。
そんなドンに陽平は
『お母さんに弁当を作ってみないか?』
と提案。
病室の外から覗いたドンの母親の様子は
食事に手をつけず点滴をしていた。
『食べないって事は生きる気が無いって事。
そんなのは嫌だろ?』と。
何かを決意したような眼差し。
お調子者のドンがおちゃらけずに
問題と向き合おうとした瞬間。
良かった!!
…ドンのファンになった人
9/2、10時、浦和美園、集合っ。
(何の話)
⑥おばーちゃんとの和解。
おばーちゃん外出中の井上家で
お弁当作りをする陽平とドン。
水色水玉エプロン。
(カワイイ・笑)
なぜか一緒に付いてきて
いちいち口出しするメイミーに
『うるっせーなお前。帰れよ!』って
言うんだけどその言い方がナチュラルで
とても良かった!(笑)
…と、そこに夜まで帰って来ないハズの
おばーちゃんがまさかの帰宅。
『何をなさっているのですか?』
・・・・?
ヒ!!!
(怖w)
お母さんに元気になってもらおうと
お弁当を作ってるんですと答える陽平に
おばーちゃんは激怒。
今まで旦那に文句1つ言わず自分を犠牲にし
家族の為に努め上げてきたおばーちゃん。
母の役目を放棄する様なドンの母親を
なぜ許さなくちゃいけないのかと。
『何か間違った事を言ってますか私が!?』
(陽平〜、頑張れっ。)
するとおばーちゃんに陽平は
あなたの言葉は正しいけれど
優しくないと言う。
そんな陽平も”正しさ”にこだわる人間。
でもおばーちゃんと違うのは自分の決断に
自信が持てない。
『自分が正しいと思ってもそれは相手に
とって押し付けでしかない事もある。
ただの自己満ではないのかと…』
と悩んでしまう。
(その感覚、めちゃくちゃわかる)
だから今回ドンが母親に弁当を作ることも
正しいことをやってる自信は無い。
でも優しい事ではある。
それが大事なんじゃないかと。
正しさと正しさはぶつかるけど
優しさと優しさはぶつからない。
…名言キタよ!!
孫2人に手をぎゅっとされハッとする
ここも感動シーンでしたな。
⑦「やっぱ無理ー!」
弁当を作って病院まで来たドン。
直前になり陽平に弁当を押し付け
まさかの逃走!(笑)
(えぇ〜!笑)
代わりに母親へお弁当を届けた陽平。
ドンの作ったおかずはどれも出来は酷いが
お母さんが作ってくれて美味しかった
おかずばかりを作ったと。
お母さん、涙。
わたくし、涙。
病室の外で待つドンを陽平が呼ぶ。
お母さんがドンとエミに会いたがってると。
何を話したら良いのか
分からないというドンに
「話す言葉が浮かばなかったら、
そばにいてあげればいい。で、時間が来たら
また明日来るねって言えばいい。」
陽平の言葉はどこまでも優しい!(泣)
以前”先生って教師に向いてないよね”と
言い放ったメイミーが『前言撤回する』
『先生、やっぱ教師に向いてるかも!』
って伝えたトコも良かったな!(泣)
ドンが作った弁当のおにぎりを
ちょっと見ていただきたい。
…いや、何でもない。
多分気のせいだ。違う作品だもの。
形が四角だったらクロだけど
三角だからグレーゾーンだ。
うん。
(拡大すなw)
⑧エンドロール。
ファミレスのシーンから始まり
ファミレスのシーンで終わる映画。
シーンは続いたまま登場人物が
全員揃ったファミレスで吉田拓郎の
「今日までそして明日から」を
歌うエンドロールが斬新だった!
まず陽平から歌い出し、井上家へ。
♪わ!たしはきょうまで
いきて〜〜みました〜〜
(ドン仕様。陽気な感じw)
♪明日からもこうして生きてゆくだろうと
ドンとメイミーのパートも可愛い。
メイミーはちょっと怖いんだけど
まっすぐな良い子で2人の雰囲気は
陽平と美代子の雰囲気とカブった。
エミちゃんと。
「◯◯妻」の時も思ったんだけど
妹との絡みがめちゃくちゃ可愛いかった~!