※ネタバレしております。
※ドン役浦上晟周くんのファンです(^^)
1回目より2回目、多分2回目より3回目と
観る度どんどん好きになる予感がする。
かなりほっこり映画ですな。
結婚して20年近く経ち、子供が巣立っていき
2人だけの生活になる・・って今の自分には
全然想像つかないシチュエーションだけど
こんな感じなのかな〜。
しかしキャストが豪華だよね。
阿部寛さん演じる陽平の若い頃を
工藤阿須加くんが演じてたんだけど
雰囲気超似てるんだわ。違和感ナイ〜。
あと佐藤二朗の使い方に笑った。
まさか五十嵐さん(菅野美穂)の
夫が二朗さんだったとは・・!!
二朗さん、もはや出てくるだけで面白い。
ズルイわぁー(笑)
晟周くんの役は井上克也。
陽平のクラスの生徒で、あだ名はドン。
お調子者でクラスのムードメーカー。
それまでいじめられっ子やひきこもりを
演じてる事が多かった晟周くん。
同じく遊川監督の作品『◯◯妻』では
死んだマネをする遊びが好きな少年を
演じていたし。(どんな遊びだw)
だから明るい役を演じるのは初めて見た。
パンフレットで読んだけど監督から
”自分が思うより2〜3倍のパワーを
使ってくれ”と言われてたらしく
めちゃくちゃ挑戦だったと思う。
新鮮だった!!
でも母親が不倫、そしてその不倫相手と
車に乗っている時に事故って入院するなど
家庭環境に問題を抱えているドンは
実は悩みも抱えていて・・
時々見え隠れするドンの繊細な表情に
『・・これこれ!』と思っちゃった
私もいたのは事実!(笑)
晟周くんの目で語る系の演技
やっぱり好きなんだよねっ。
以下、映画の中で印象深かったシーン。
①ドン、テンション高。
担任の陽平から家庭訪問の話をされ
突然、手を挙げるドン。
「ハイ先生っ!父親が海外赴任で、
母親が交通事故で入院しちゃった場合は
どーすればいいですか!?」
「あ、ちなみにっっっ!!」
噂なんですけどぉ〜〜」
テンション高!w
ここが晟周くんが出てくる1番最初の
シーンだったんだけど普通にびびった。
明るい役なのは事前に知っていたけど
それでもびっくりしたっ!(笑)
②ロイヤル婦人と宇宙人の絡み。
ドンの厳格な祖母役の富司純子さん。
入院中の母の代わりにドンと妹のエミの
面倒をみてるのだが、このおばーちゃんが
めちゃくちゃ怖いっ。
しかも正論を振りかざして来るので
返す言葉が無く、皆、萎縮。
萎縮しながらもおどけた表情の
ドンが可愛い・・(笑)
全然関係ないんだけど富司さんは
どうしてもエイプリルフールズの
ロイヤル婦人のイメージが強くて
絡みがある度に『あっ・・』と。
まぁ作品は違うんだけど(笑)
③道程とパンスト。
(ちょ)
珍しく元気の無い様子のドン。
女子が嫌がる「道程」の詩の朗読も
いつもなら自分が読むと騒ぐのに
反応が無いドンにクラスメイトが
珍しくない?・・とざわつく。
それに気づいたドンはいつもの様に
テンションを上げて
「ハイ先生、俺、読みまーす!」
と立ち上がる。
「”道程。僕の前に道は無い。
僕のうしろに道は・・・”」
と読んだところでバタンと倒れてしまい
保健室へ運ばれるドン。
実はおばーちゃんと喧嘩して
昨日から何も食べていなかった。
クラスメイトの女子・メイミーが
(”メイミー”ってあだ名ね。)
陽平にバラしてしまう。
陽平から
『いつまでハンストする気なんだ?』
※ハンガーストライキ(絶食して抗議)
と聞かれ、
「え、、パンスト…!?」
パンストて。
パンストて。
パンストて。
メイミー『先生。このバカ何とかしてよ!』
(バカて・笑)
攻めてる・・!!
④母親が入院する病院で
陽平に悩みを打ち明けるシーン。
「先生はさ、自分の事好き?」
「俺は自分の事、全然好きじゃない。」
ドンはクラスメイトの前でフザけてる
自分自身にイラついていた。
母親がこんな事になって何かしなくちゃ
いけないのに何をしたらいいか分からない。
皆に嫌われたくてバカをやってる自分を
『それって偽善者じゃないかな・・』と
悩んでいた。
ドンは偽善者なんかじゃない!と言い
陽平がかけた言葉は
「少なくても先生は
いつものドンが好きだし」
あぁ〜・・・。
それを言ったらドンは”明るい自分”を
これからも演じ続けなきゃいけないと
思ってしまうじゃないかぁぁ〜。
それを聞いたドン。
一瞬ガッカリした様な表情をする。
陽平『本当だぞ!!』
(追いうち・・)
が、その後、笑顔を作って
「・・あっざーーす!!何か気を使わせて
しまってすいませんね〜!!」
”いつものドン”に戻って
走っていった。
ここ良かった〜。
ドンは陽平にSOSを出してたと思うんだけど
期待するような答えが貰えず落胆…からの
いつもの顔へ戻った表情の切り替わり!!
(感想・2へ続く)