バッハ(J.S.Bach)の音楽がないと生きていけない!
高校1年の頃にイタリア協奏曲が好きになった。
暗い中高生時代を過ごしていたが、帰宅後にイタリア協奏曲の入ったテープを聴くと、
毎日の不快な出来事から心が浄化されていくような気がした。
やがて他の曲も聴いて好きになっていくうちに、
初めて、生まれてきて良かったと思えるようになった。
複数の旋律を同時に追いかけていって、
そのクライマックスで得られる悦びは、
「この瞬間のためにこれまで生きてきて、
この瞬間のためにこれからも生きていくんだ」
というくらいのものだった。
大学の志望校も、実技なしで音楽の専攻できる大学を探して入った。
…ちなみに、慶大にも芸術学専攻があるのだが、当時は知らなかったから受けなかった。
倫理学の教科書を書かれた小泉仰先生のお父様が音楽学者で、
その蔵書を図書館に寄贈されたとのことなので、
きっと、音楽史方面の資料は充実しているんだろうなと推察する
(在学中は見に行く機会がなかったので確かめてはいない)。
今はオランダバッハ協会はじめ、無料動画でバッハの曲が多く流れているのはありがたい。