記憶に残ってる学校の先生 | 慶大通教課程(73期秋学士入学)での学びとその後

慶大通教課程(73期秋学士入学)での学びとその後

文学部I類(2019.10-2022.3)で学士(図書館・情報学)を取得。その後の学びの記録と育児を中心に書いてみたい。他の取得学位は学士(文学/玉川大)、学士(教養/放送大)、学士(福祉経営学/日福大)、あと学士4つ、修士2つ。

記憶に残ってる学校の先生

高校の恩師の話。

一年の時の漢文の恩師は、

(私が言うのもなんだが)

一風変わった先生だった。

自分で書いた漢文の参考書があり、

そこに自伝的な創作漢文を載せてたり、

授業中、生徒に何か書かせてるとき突然、

「君たちはー、僕と一緒に勉強してるとー、

学者に、なれますよー」とか

言ったりする、

ナルシスト系のおじさん。

当時、その高校で

「左遷」のイメージのあった

図書室担当だったこともあり、

バカにしてる生徒が多かったが、

私には合っていたらしく、

この先生の参考書を真剣に読んだら

漢文は得点源になった。

何より忘れられないのが、

卒業の頃の思い出。

図書館利用規則か何かに

「排列」の文字を見て、

「これ誤植じゃないですか」と

その先生に言いに行った。

そうしたら先生、「それでは、

辞書にはどう書いてあるでしょうか」

とおっしゃって、手元の国語辞典を開くと、

ちゃんと「排列」の項があった。

のち自分も司書教諭資格を取って知ったのは、

この先生は司書教諭として

模範的な対応をされたということ。

質問に、自分の知識で答えるのではなく、

レファレンス資料(この場合は先生の私物だが)

に基づいて回答してくださった先生のことは、

「排列」の文字を見る度に思い出す。

先日、慶大通教で

「学士(図書館・情報学)」を取ったが、

図書館学の学修の最初の一歩は、

ふりかえれば、30年前のこのとき

踏み出していたのだと思う。

 

 

 

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