公共図書館の閉館が増えている。今まで「予約後、来館して貸出」の形で
閉架式の形で資料提供を続けてこられた館の皆様には、
これまでの継続の努力に感謝したい。
(代替レポでも大変お世話になりました!)
ところで慶應では、古典的な文献を読んで書く系の課題が多い印象があるが、
公共図書館に頼れない現状でも、その系統のレポなら、取り組む方法がある。
国立国会図書館のデジタルコレクションの利用である。
デジタルコレクションでは、著作権切れの書物や、文化庁長官の裁定を得た
書物は、自宅から閲覧できる。古い時代の訳でよければ(旧字旧仮名だったりも
するが)、この方法で結構、閲覧できる文献がある。
ただ、例えば著者名が「ルッソー」で表記されているものは、「ルソー」で
検索しても出ない、といったことがあるので、まず「Web NDL Authorities」で
人名を引いてみて、考えられる表記を控えておいてから、いろいろな表記法で
デジタルコレクションを検索してみる、というようにする方が安全である。