京都の小さな演劇スペース P-act です。
8/26、第67回『P-act文庫』でした。
台風一過、涼しくなるとおもいきや、
暑い暑い暑い一日でした。
今月のバルーンアートは、アルミさん作!
たわわなるバナナにサルくん!
この子もそのうち先月のタコのように、
やせ細っていくのでしょう。
また見届けますね。
今回の司会は、コアラさん。
前の日のゲネで、初対面の3名。
なかなか仲睦まじく話してました。
うしろにひっそり、手伝いに来てくれたアルミさん。
ではご紹介していきましょう。
一人目!
『すずかけ通り三丁目』 あまんきみこ 作
読人 阿部純子
あまんきみこは、『P-act文庫』初出。
昭和6年旧満洲生まれ。
今は、長岡京市に住んでおられます。
もちろん著作権許可済みです。
児童文学作家で、「ちいちゃんのかげおくり」など、
小学校の教科書へ掲載されている作品もたくさんありますから、
知っている方も多いのではないでしょうか。
この作品は早稲田大学童話会同人誌『びわの実学校』26号に初出。
昭和38年初版の『車のいろは空のいろ』に収められています。
読人の阿部純子さんは、第31回・第45回につづき、3回目のご出演。
じ〜んとするいい話でした。
子供の頃にこれを読んで、
今もう一度読み返すと、また違う感想を持ったそうです。
このタクシーの運転手さん、いろんな人や動物を乗せるそうで、
他の作品も読んでみたくなりましたね。
阿部さん、またぜひご出演ください。
二人目!
『ドン』 海若蘭平 作
読人 仲井美幸
海若蘭平(かいじゃくらんぺい)、実は、
7月に続き、またまた夢野久作です。
幾つもの名前を持つ夢野久作ですが、
今回も、大正12年に書かれた、彼らしくないかわいい童話です。
読人の仲井美幸さんは、『P-act文庫』初出演。
猫会議朗読クラスの方です。
緊張してましたね〜。
短い作品でしたが、スピード感が必要なので、
苦労したようです。
またぜひご出演くださいね。
さて、ここで、恒例の体操タイム!
リフレッシュして、最後の作品です。
三人目!
『オカアサン』 佐藤春夫 作
読人 飛鳥井かゞり
佐藤春夫は、『P-act文庫』初出。
明治25年生まれ。
ちょっと気難しい面倒くさい人物のようです。
この作品は、大正15年に発表されました。
読人の飛鳥井かゞりさんは、
この夏も冷房なしで過ごしたそうです。
最後の展開が意外だったという方がいたり、
私はそうは思わないという人がいたり、でしたね。
さて、今回の衣装の共通点は?
「青 と 動物」
でした。
ちゃっちゃとバラして打ち上げ〜。
来月の『P-act文庫』は、9/30です。
我らが達ちゃん登場です。
どうぞご来場くださいませ。