富山市・西田地方保育園。

 
昨年秋に支柱を立てて以降、そのままになっていた一本橋を今回、架けることができました。
適当な丸太が入手できなかったこと、時間が足りなかったこと、その後すぐ冬になってしまったことなどの理由がありましたが、園としては年度をまたいでの懸案事項でしたので、完成してよかったなぁと思います。
 

さて、この一本橋ですが、築山のすそ野からスタートし、「にしでんタワー」の1階に渡ることができるルートになりました。

地面のふわふわ化はこれからですので、これが終わったらオープンということになるだろうと思います。

 

【地面をほぐす・この後、「にしでんブレンド」土を入れる】

 

固い地面は削岩機(園所有)でほぐします。

支柱を埋める穴も、この削岩機で柔らかくし、ダブルスコップなどで土を取り除いていきます。

にしでんの場合、30センチ程度掘って土を入れ替えるといい感じになることがわかってきましたが、条件によって変わるので、安心できる地面を得たい方々は、それぞれ試していく必要があります。にしでんのレシピはあくまでもにしでんのものなので、あくまでご参考程度にとどめておいてください。

 

【大きな石を取り出した後。出産に例えて盛り上がっていました】

 

穴を掘る作業は、ともするとつまらなくなりがちですが、会話を聞いていると何とも楽しそう。

「面白きこともなき世をおもしろく」ではありませんが、心持ち次第で単純な作業もおもしろくなっていきます。

どうせやるなら、おもしろがって楽しい気持ちでやったほうがいいですし、明日からのここでの子どもの姿への関心も、より向くのではないでしょうか。

 

【支柱を垂直に立てる・しっかりと固定する】

 

傾いて埋めてしまわないよう、慎重に埋めていきます。

地中に潜ってしまう部分は防腐剤を塗っておきます。

塗っても腐るときは腐るので、時に掘って確認したりおとなが常にまたがって渡ったりするることが大事です。

仮に揺れが大きくなってくる時は、子どもも変化に気づいておとなに言いに来てくれることもあるので、そうしたら即点検即対処、です。

地面の下は普段見えませんので、油断大敵です。保護者や地域の方で、地面の下に詳しい方(建設会社などの関係者さん)がいたら協力を得た方がより安心できると思います。

 

楽しい・嬉しいでつながる。

ほぼ完成したので、おとなたちが挑戦し始めました。

渡り切れると年齢は関係なく嬉しいものです。

やったー!と喜ぶと、みんながにこにこ笑いながら拍手をしてくれます。

これも自然発生的。渡り始めるのも自然発生的ですが、喜ぶのもそれを見て喜ぶのも自然発生的。

これもやはり性(さが)でしょうか。沖縄から北海道まで、同じ状況が起こりますので(*^-^*)

 

【渡れると嬉しい。まわりも喜ぶ。これも性(さが)?】

 

この一本橋。

にしでんタワーの脇にあるのですが、この一本橋の脚を使って、いままで登れなかったスタッフがタワーに登れるようになりました。園長も同じく、そこから登ることができました。

 

【初めて登れた!嬉しい!!】

 

この嬉しい気持ちが、子どもとおとなを改めてつないでいきます。

この空間のオープンがわたしも待ち遠しいです。

 

 

おわり。

 

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