もう少し自動車で走れば襟裳岬、という位置にある北海道様似(さまに)町。

ここにある、様似町立幼児センター(公立園)。

常日頃、木村が「サマニ―ヒルズ」と言っている園です。

 

【風も穏やかで霧もない襟裳岬で撮影】

 

自分たち(スタッフ・保護者・地域の方々)の手により、より安心できワクワク出来る子どもが育つ環境をこつこつと整えていこうという取り組みは、2026年で3年目に入りました。今回、保育に詳しい一級建築士より図面を取得し、スタッフで「いわゆる屋台」をつくりました。

 

ところで、いわゆる、という枕詞(まくらことば)です。「屋台」と言い切ってしまうと、その使い方がどうしても限定されがちです(おとなの意識が「屋台」に縛られる傾向がある)。

 

さすが信頼するプロの設計です。3歳児が、このいわゆる「屋台」を見た瞬間、「お祭り」とつぶやきました。一気のお祭りの雰囲気に入っていけるデザインなんですね。しかし、このお祭りとはまた違った感覚でこの「いわゆる屋台」と付き合える発想もあろうかと思います。おとな側からイメージを固めず、柔軟な子どもたちのさまざまな発想を大切にしていきたいところ。ということで、今後、名前が決まっていくだろうと思います。もちろん、お祭り、というイメージも大事に大事にしていきたいものです。複数台設ければ、まさに縁日的になっていくでしょう。

※研修とワークを交互に行っていくスタイルを何年も継続的にすすめていく場合、園の判断により、保育に詳しい一級建築士の協力を得て図面を購入する場合があります(研修を大切にすることが必要最低条件)。

 

作業の様子はInstagramの動画(1分30秒弱)でまとめましたので、こちらをご覧ください。

 

 

さて、翌日です。

午前10時前、様子をうかがいに寄りました。

【AIに写真をイラスト化してもらいました】

 

この形状は、おとなが「お店屋さんごっこをしたら?」と言わなくても、自然になっていくことがほとんどです。それほど、子どもたちは、普段、実社会を観察し分析して、そのデータとこの「いわゆる屋台」の形が結びつき、目の前で展開されているような遊びになるのだろうと推察します。※アフォーダンスというより、シグニファイアなのだろうと思います。

 

今後、この「いわゆる屋台」を中心としたこの周辺をどう整えていくか?

①道具

②展開できる場所

③素材(木・火・土・金・水)

④おとなのかかわりの量と質

⑤ここに居ることの出来る時間の量とタイミング  など

これらを十分に用意しつつ、子どもたちがそれをどう選択できるか、が鍵となってくるだろうと思います。

 

より今後が楽しみな北海道様似町立幼児センター。

いずれ、この様似町で全国のみなさんと一堂に会することができたら面白いだろうなぁ。

 

【旧日高本線とアポイ岳(写真奥の山)】

 

おわり