せせらぎ街道・御母衣ダム・白川郷・能登一周ツーリング | 木の音・風の音・水の流れる音

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 いくつになろうが、好きな一眼レフカメラを持って、あちこち飛びまる 大阪在住の後期高齢者です。
 何でも興味津々!・・・映画・読書・庭造り・博物館や美術館巡りetcにチャレンジ。
 そこで出会った風景や感じ取った想いを、写真と文で綴って行きます。

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作成日 : 2016.8.8(月)


 今夏の泊を伴うツーリングは、総距離1123Kmに及ぶ長距離を走ることとなりました。写真中心に、ツーリングの様子をお伝えします。

 まず、走行コース図から・・・

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 朝6時にスタートし、東海北陸自動車道「郡上八幡IC」に9時45分到着。

 そこから、郡上八幡市内を抜け、山中には行って最初の到着地点が、道の駅「明宝」。

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 この地は、寒冷・高燥かつ石灰分に富む良質な草に恵まれた馬の産地。
宇治川の戦いで先陣を切った名馬「磨墨(するすみ)」で有名。

 ここは「せせらぎ街道」(R472)と呼ばれているものの、それらしき雰囲気に浸り始めるのは,道の駅「パスカル清見」辺りから。

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 ちょっと寄り道した川の水の色が素敵です。
 この辺りのR472に沿った川の流れは、バイクの進行方向とは逆。

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 ところが、「西ウレ峠」を越すと、突然流れが進行方向と同じになります。

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 そう、ここは分水嶺
 これまでは太平洋に、これからは日本海に、それぞれの川の水が向かっていくのです。

 せせらぎ街道の魅力は、道と川の水面の高さに余り差がないところでしょうか。
勿論、奥入瀬とは比べものになりませんが・・・。

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 せせらぎ街道ともお別れし、飛騨高山の入り口にある道の駅「ななもり清見」。
 ここで昼食です。天ぷらそばが美味しかった。

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 ここから、R158で道の駅「桜の郷庄川」に出ます。

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 御母衣ダム沿いの街道に桜の並木道を作り、日本海と太平洋を桜街道でつなごうという壮大な夢を追いかけて植え続けたバスの車掌佐藤良二さんで有名ですね。

 流れ込む川の少ない御母衣(みぼろ)ダム湖は、夏で水かさが減り、底が露わになっています。

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 右手にずっとこんな風景を見ながら、大きくヘアピンカーブを曲がると突然、
なんとそこに、こんな・・・、岩の壁が・・・!

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 日本の完成しているロックフィルダムとしては、8番目の規模。
コンクリート打ちっ放しの味気ないダムとは、格が違いますね。

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 このダムサイドパークから見ると、さらに絵になる。

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 ここからR156をさらに北上。いよいよ白川村入り。
道の駅「飛騨白山」です。

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 白山スーパー林道を走りたかったのに、二輪車走行禁止です。

 白川郷は以前にも来ているので、立ち寄りのみ。

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 続いて、道の駅「白川郷」。

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 さらに北に行くと、今度は白川郷以上に牧歌的な雰囲気を残した五箇山に入ります。
 R156が「飛越峡合掌ライン」と呼ばれる所以ですね。

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 五箇山も何度か来ているので、国道沿いの合掌造りの民家「村上家」前で記念撮影のみ。

 R156「飛越峡合掌ライン」最後の道の駅「たいら」はもう、人気もほとんどなく、静かです。

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 さあ、今夜の宿がある氷見海岸を目指して、Goo・・・!
と思いきや、ナビの不調で案内なし。

 ならばついでに遠回りをして、JR城端(じょうはな)駅へ!
木造駅舎が私を待ってくれていました。

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 ここでナビが復活・・・充電の関係でしょうね。高岡から氷見に抜けます。

高岡駅前では、七夕祭(旧暦ですね)の準備で、街が飾られます。

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 またぞろナビの調子が悪く、難儀して到着した民宿では、美味しい魚が待ってくれていましたよ!
 メバル・ハモ・タイ・マグロ・ブリ・・・、思い出しただけでも唾が出ます。

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 同宿の人や女将さんといろいろ話をしながら、楽しく食事を頂きました。



 翌朝、目の前の有磯海岸を散歩。

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 昇る朝日の右手には立山連峰,左手には今日まわる能登半島の山々が遠望できます。振り返ると、利用している民宿(竹や)のかわいい姿。

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 美味しい朝食を頂いた後、まずはJR「雨晴駅」へ。
気も晴れますね。

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 ここから、富山湾に沿って、北へ北へ!

 たまたま見つけた「大鏡洞窟住居跡」の看板。勿論立ち寄ります。
縄文時代から中世までの重層洞窟遺跡でした。


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 次は、JR七尾駅

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 ここで、のと鉄道の豪華観光列車「のと里山里海号」とご対面。こんな列車に乗った旅もいいな~。

 さらに北上して、のと鉄道「能登中島駅」につくと、そこに先ほどの列車が到着。
 10分間停車ということなので、写真撮影。

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 左がそれですが、外観は普通列車と余り変わりはありません。

しかし室内は実に豪華。

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 続いて,青い屋根が特徴の道の駅「なかじまロマン峠」。

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 そこから海岸沿いに出てたどり着いたのが「恋路海岸」。

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 恋人達の聖地の一つのようですが、ここにまつわる伝説は、恋人同士がともに亡くなる「悲恋」です。

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 続いて、道の駅「すずなり館」。

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 次は、「聖域の岬」。
ここは、アートな岬で有名です。

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 この石の真ん中はくりぬかれていて、白い点のように見えるのは、沖のヨット。
 連れ合いがいると、向こうからこちらを見て撮ると岩の額縁のようになります。

 こちらも、なかなかの変わりモニュメント(小屋)。

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 ここに写っているものの関係がわかりますか?

*中央の二人は、小屋の中にいて海を見ています。
*その左隣に写っているのは私ですよ。
*縦長の黒っぽい部分は柱。その間は鏡。
*この小屋と小屋の間に見えるのは向こうの海・・・。

不思議な光景です。

 そして、眼下には有名な「ランプの宿」

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 ここから5分ほどで、北端の禄剛崎
そこの道の駅の名は難読。

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「狼煙」・・・、「のろし」。

 時間の関係で、「狼煙の燈台」へ行くのはパスし、案山子が立ち並ぶ県道を走ります。

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 豊満な胸で、観音様かと思われます。(仏様は本来中性)

 峠を一気に登り切った所にある「椿茶屋」でお昼を食べました。

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 いかが丸ごと焼かれたこのでまかせ定食」、1000円です。

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 ぼちぼち、お帰り気分。
美しい海を見ながら、走る走る。

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 ちょっと寄り道して、ループ橋見学。

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 この辺りのあちこちの海辺にある煙突から、黙々と黒いけむりが上がっています。

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 これは、熱い熱い太陽の熱を受けて、濃い塩分濃度の海水をつくり、釜で煮詰めてつくる製塩作業。 釜焚きの煙なんですね。

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 大変な労力に敬意を表して、釜揚げ塩をお土産に買いました。
この後、道の駅「ポケットパーク千枚田」に。

 昨秋訪れたときは、一面黄金色だったけれど、今は濃い緑。
海の青とのコントラストが美しい!

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 ここから、「ふるさと紀行のと里山海道(自動車道)」を一気に南下。

途中、「千里浜なぎさドライブウェイ」に立ち寄りました。

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 少しびびりながら、砂浜を走ったのはいいけれど、スタンドを建てて駐輪するとき、300Kgにこの砂浜が持ちこたえてくれるのか、びくびく!

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 でも、大丈夫でした。
 こんなに海のそばで、勇姿を写すことができるのは、おそらくここだけでしょう。

 ここでもうすでに、夕方の5時近く。

 さらに走って、金沢西ICから、高速で大阪まで帰ることとしました。



<今回の走行記録>

 全行程時間 : 4日(木)6時スタート
         5日(金)22時帰宅
 実走行時間 : 一日目・・・8時間22分
         二日目・・・7時間52分  計・・・16時間14分
 全走行距離 : 一日目・・・495Km
         二日目・・・628Km    計・・・1123Km

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