戦前~戦後間もない国産腕時計の革ベルト仕様を2本並べて見ました。
戦前 国産腕時計はパリス環式(ワイヤーラグ)用の革ベルト仕様でしたが、本体ケースのラグ部へバネ棒で固定する革ベルトもありました。
現行ラウンドケースと革ベルトの取り付け方は同じです。
当時の尾錠は外注していた為、各メーカー共にデザインは同じに感じますし、錆も目立ちますので、鉄鋼にニッケルメッキを施しているようです。
どちらも記事で紹介しているのですが、今回は精工舎『ダリア』の尾錠にとんでもない「お宝」が隠れてました。
デザイン的には『富士時計フェニックス』と似てますが、外側面に精工舎を表す「鶴マーク」らしき刻印が入ってます。
精工舎(現セイコーホールディングス)は1938年頃~1950年代まで、本体ケースの裏蓋へ「鶴マーク」を入れてますが、尾錠にも存在していたようですが、その多くはベルト交換時に捨てられてしまったのですね🍀
とりあえず、手元に所有している精工舎の尾錠(100個位)を全て確認しましたが、「鶴マーク」を見つけることは出来ませんでした😅
皆さんも実家や自宅等で戦前~戦後間もない精工舎の腕時計(革ベルト付き)がありましたら、尾錠を確認してください。
もしかすると博物館級のお宝になるかも知れません✨