ロレックスオイスター「夜光塗料(ラジウム)」 | ぽつんとのブログ

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60代からの衰えを改善する為、「家トレ」を始めてます。又、戦前~戦後の隠れ「お宝モデル」情報も御覧いただけます。

腕時計に使用する素材も時代で変わりましたが、戦前~戦後間もない頃のインデックスに使用されていた「夜光塗料(ラジウム)」は、経年の焼けをおこすことで、渋いアンティーク感を醸し出してます。


上記は戦前「精工舎の二重ケース」ですが、今後は生産されることは無いですから、「夜光塗料(ラジウム)」は国産腕時計でも希少性が高くなりそうです。

そして、
今回はアンティークの代表的な存在になっている「ロレックスオイスター」を紹介しながら、なぜ?「夜光塗料(ラジウム)」は使用されなくなったのか?簡単に説明をします✨

1930s-1940s 

ROLEX OYSTER



別名「ROYAL」

インデックスの全アラビア数字をみると「夜光塗料(ラジウム)」が経年の変化により、歴史の重みを感じる渋いアンティークの雰囲気になってます。


しかし、戦後まもなく夜光塗料(ラジウム)は人体に危険な「放射線物質」が微量含まれていることが問題になり、世界中で使用が禁止されてます。

 

腕に着けているだけなら、ほとんど影響の無いレベルなのですが、当時の文字盤は、職人が手作業で仕上げてましたので、その作業時に人体へ影響することが判り、そのことが社会問題になったようです。

 

他にもガラス製品などは同様な問題が発生して、「ラジウム」は全面禁止になってます。


少し専門的になりましたが、以上のことから、夜光塗料(ラジウム)は姿を消すことになりました😆




ロレックスと言えば、リューズへ「王冠マーク」を入れてますが、戦前のノンオイスターは無し、オイスターは上記のようなスペルを入れてました。

その中には中央が膨らんでいる「デベソリューズ」などもあり、コレクターアイテムになってます🍀


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