いつまでたっても天皇継承問題が決まらない。小泉首相が女性天皇継承にお可能性を打ち出してからもう20年にもなろうとしているのにいわゆる保守系識者たちの執拗な男子継承とそれに動かされている自民党を中心とする政治家たちのためにその動きが止められている。それでも最近何か”愛子天皇”への動きが感じられるようになってきた。上皇陛下の退任宣言以来、政治家・保守論者たちのどうしようもない”あがき”は我が国伝統の大きな動きの前に少しずつ押されてきているように私には見えるが・・・近年の皇室を代表して愛子様の単独での行動ーラオスへの外遊、読売新聞の女系天皇容認への転換などが一般国民の女性天皇実現への大きな可能性を持たせているように思えるのだが・・・おそらく国民の圧倒的支持の前にまさに狂っているとしか思えない男子継承にこだわる人々にたじろぎが出始めているのだろう。
ともあれ女系・女性天皇は我が国の神話伝説から伝統歴史に厳然として存在しており、男子継承とは明治に日本が近代化に舵を取ろうとしたときに西洋に対抗するために臨時に取った選択であったのだ。神武天皇の血の万世一系と言うも、天皇とはこの神話伝説からもたらさせた”万葉一統”ともいうものである。それは神武の後の第2代から9代までが「欠史8代」と称されているようにそこには血の繋がりがない。何よりも日本の国の始まりは天照大神であり女性なのだ。一刻も早く女性天皇継承を容認するべきだ!
安倍首相の後任とも言われる現高市総理大臣は「男子継承」と言い張っているようだが・・・
令和7年12月