【鍼灸症例】ギックリ腰は急性腰痛と呼ばれます…が、実は潜在トリガーポイントの活性化が要因です。 | 【鍼使用本数日本一の治療院】鍼師おざわの治療哲学Blog

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創業17周年
国立おざわ鍼灸・整骨院(本院)国立駅徒歩3分
東京都国分寺市光町1-39-3
鍼治療特化型厚生労働省認定国家資格治療院/トリガーポイント治療

【銀座並木通り分院 】鍼治療〈東京 おざわ〉
東京都中央区銀座2丁目4-19 GINZA SENRIKEN 5F

 

30代男性

【主訴】

ギックリ腰

 

【問診】


今朝くしゃみをしたとき腰にピキッ!!…と激痛が走る。


腰痛は慢性的にある。前日夜はいつも以上に腰が重だるさを感じていた。


それがくしゃみをしたタイミングで爆発。

ここ最近特に仕事が忙しく、座っている時間も長かったのでそれが原因ではないかと思う。



過去に何度がぎっくり腰をしているが、今までのぎっくり腰史上1番酷い気がする。。。


椅子から立ち上がる時、靴下を履こうとするとき激痛が走る。


足の痺れはない。

花粉症の季節でくしゃみをする度腰に激痛が走るので地獄。


早くなんとかしてほしい、、、と、ご来院されました。





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【視診・触診】


体幹と股関節屈曲に可動域制限が診られる。

腰部多裂筋触診時、ズキっと響く認知覚があり、中殿筋と大腿筋膜張筋に強い硬結が診られた。

 



【治療】


疼痛緩和目的に、認知覚の診られた

①腰部多裂筋

長時間のデスクワークで循環不全を起こしていると思われる

中殿筋

③大腿筋膜張筋

治療を行いました。



 

 



【治療経過】


1回目:10→6。

治療後の夜、寝るときに痛みを強く感じたが次の日には楽になる。

しゃがむことができるようになる。



2回目:6→4。

徐々に楽になってきているがまだ痛い。



3回目:4→2。

日常生活動作は問題なく行える。

朝起きた時に固まった感じがある。



5回目:2→0。

痛み違和感は全て消失。

現在は全身的にメンテナンスで治療を行っている。



 

【ギックリ腰は急性腰痛と呼ばれます…が、、、本質は潜在TPの活性化に在り】


ピキッ!グキッ!!…と『急に痛くなる』ギックリ腰。


ぎっくり腰は『急性腰痛』と呼ばれます。


しかし本質は『脳が急激な痛みを感じている腰痛症候群』です。



トリガーポイントには潜在型トリガーポイントといいまして、その名の通り潜んでいるトリガーポイントがあります。



潜在性トリガーポイントは無自覚な人もいれば、慢性的な腰痛症として自覚している人もいます。



その潜在性トリガーポイントが

①冷え

②圧迫

③使い過ぎ

④虚血

⑤ストレス

などの要因によって活性化します。



活性化すると脳に『腰が痛いよ!』という信号を送ります。急性腰痛の自覚症状のメカニズムです。


痛み止めはこの信号をブロックするだけなので、トリガーポイントそのものは消失しません。



消失しないのでギックリ腰を何度も繰り返している人は外科的にポイントを処置していない人が多いのです。



『ぎっくり腰は潜在性トリガーポイントの活性化が原因』なので、そのトリガーポイントを鍼でビシッと外科的に処理しておかないと、繰り返します。



繰り返す頻度が高くなってくると、頑固な症状になります。


人生で2回以上繰り返している人は、鍼で治療をお勧めします。



 

指圧やマッサージなどは、指で患部を圧迫することが中心です。


ただ、我々にとっては指は『面』です。

指は範囲が大きいんです。



鍼は『点』です。

筋肉は細かい筋線維の集まりです。



筋線維に形成された硬結は、面での施術も感覚としてはアリです。


ただ、治療としてはやはり『点』。



トリガーポイントは点の治療です。





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🇯🇵 国立おざわ鍼灸・整骨院(本院)🇯🇵 

院長・代表取締役 小沢 国寛




国立おざわの銀座院【鍼治療 東京おざわ】

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