8年前に株式会社one page社員だった『二宮来夢(Lime Ninomiya)先生』が、2日間の『国立おざわみっちり研修』を終えネパールへ旅立ちます。
彼女は国立おざわを退職後は各地を転々。
自ら開業もしました。
様々な治療法、自分自身が自分自身で存在する為の道を探していました。
研修を終え彼女から
『改めて鍼治療の本質を観る事が出来た。心が燃えた。後輩だった子達が、成長している姿を見て奮起した。ありがとうございます。』
とLINEがありました。
彼女が観た景色は彼女自身が観させているものです。私は彼女からの奮起の心を感じ、言葉にしてくれたことが嬉しかった。
私は彼女を認めているから、こうして認め信頼している人間からの言霊は嬉しく響きました。
今回の研修で彼女に一番教えたかったことは『鍼治療の王道を極めろ!!』という事です。
王道とはなにか。
それは『自由自在(自らに由って、自らが在る)を求め続ける』ということです。
鍼治療の王道....求め続けて求め続けて…求め続けた先にある誰も観たことが無い景色。
それを自分自身が観る為に道を突き進むることこそが王道です。
多くの人間は逃げます。避けます。
逃げている事や避けている事すら肯定する。
自分自身と真剣に向き合うことから避ける。
現代社会が生み出したものに、何の魅力すら感じない。
良いものは昔から変わらない。
だから自分が求め続けて求め続けて今あるものこそが王道の幹です。
やりたいことがあるなら王道の幹を創り、その幹から派生すればよい。
幹も浅い・弱いだと枝も脆い・危うい。
しかし、鮮やかな枝葉を付けた幹は、鮮やかさを保つ為の枝葉に養分を吸われるから本当は弱くもあるんです。
本物の強き幹とは、枝葉さえ無い太い幹のこと。
私はそのような枝葉さえ無き大木の幹こそ『王道』であると思う。
人間だからブレる。人間だから揺れる。人間だから落ち込むこともある。
ブレろブレろ。揺れろ揺れろ。
そして落ち込み尽くせ。
落ち込んで落ち込んで落ち込んだ先に辿り着くところがある。
これを本当の『落ち着く』といいます。
枝葉無き大木は、落ち着いて観える。
自らに由って、自らが在るように観える。
行ってらっシャイ!!