【鍼灸症例】うつ病と診断された人の9割は○○凝りが原因かもしれない | 【鍼使用本数日本一の治療院】鍼師おざわの治療哲学Blog

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創業17周年
国立おざわ鍼灸・整骨院(本院)国立駅徒歩3分
東京都国分寺市光町1-39-3
鍼治療特化型厚生労働省認定国家資格治療院/トリガーポイント治療

【銀座並木通り分院 】鍼治療〈東京 おざわ〉
東京都中央区銀座2丁目4-19 GINZA SENRIKEN 5F

 

30代男性

【主訴】

うつ病

(寝つきが悪い・朝起きられない・お腹が空かない)

 

【問診】


『うつ病』と診断されたのは1年くらい前。

仕事も同時期から休職している。


ここ最近は徐々に良くなってきていた感覚があったが、急にまた朝起きられなくなる。


目が覚めて起きあがろうとすると身体が重くそのまま寝てしまう。

起きるのが夕方になってしまうことも。



睡眠導入剤を服用して寝入りはいいが熟睡感は無い。寝入りの時間も夜中の1時とかなり遅い。



寝ている時間が長く食事をとる時間もバラバラな為、お腹も空かない事が多い。


薬を飲んで身体を休めていてもらちが明かない。どうしたら治るのか。



そろそろ仕事に復帰したい…と考えている。なんとか治したい。


HPを見て自分のうつ病と診断された症状は首凝りから出ているのかもしれないと思い、連絡頂きました。

 



 

【視診・触診】


かなりの猫背がある。目に生気が無い。

頚部浮腫が酷く、触察がし難い状態。

浮腫(+++)猫背(+++)

 


【治療】


浮腫みが酷過ぎる為最初のうちは浮腫みを取ることに集中。

浮腫が取れてきた所で、トリガーポイントを狙って治療する事にした。


症状に変化が出てきたタイミングで就寝時間や食生活を仕事の時と同じ時間帯にするように指導。



1回目…特に変化なし。しかし他覚的な所見では浮腫の軽減がある。

2回目…11時には起きる事ができた。少しずつ早寝早起きが出来るようになってきた。



4回目…徐々に起きる時間が早くなっている。午前中の早い時間に用事があると起きる事ができる。決まった時間に少量の食事を摂るよう努力ができる。

5回目…毎日少しずつではあるが食欲が増し自らの意思で動けるようになってきた。



6回目…食事もきちんと取れるようになってきた。早寝早起きの習慣が付いてきた。



10回目…改善。生活習慣が整った日常を送れている。そして仕事も復帰できた。


現在は仕事に復帰もした事で忙しく充実した日常を過ごせているとのこと。



食事も以前より沢山できるようなり、逆に食べ過ぎが心配になるとの声を聞く事ができました。

現在も定期的に治療を継続している。




 

【まとめ】


今回のケースでは、『無自覚な首凝り』というのが治療対象でした。


実は『うつ病』と診断された患者さんの多くは『無自覚な首凝りによる鬱症状』であることがほとんどです。


『首凝り鬱』の患者さんは鬱病や双極性障害と診断された人の9割いると言われています。


首は浮腫むと痛みやコリと言った感覚さえ鈍麻にさせる部位で、限界突破すると自覚症状を感じにくいのです。


だから無自覚に進行して、西洋医学的診断名が付く病となります。


現代社会で増えている病は、ほぼ間違いなく首の環境が関わってきます。



実際に良くなっていく様を観て、精神科や心療内科の医師からの紹介も増えてきました。

認知は少しずつ広まっています。



本人がキツい状態の時に、自分で調べて自分で見つける…という行動は重いです。

周りの人のサポートも必要です。