【鍼灸症例】胎児が大きくなり始める妊娠中期~後期にかけての腰痛・下半身の冷えと浮腫み | 【鍼使用本数日本一の治療院】鍼師おざわの治療哲学Blog

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創業17周年
国立おざわ鍼灸・整骨院(本院)国立駅徒歩3分
東京都国分寺市光町1-39-3
鍼治療特化型厚生労働省認定国家資格治療院/トリガーポイント治療

【銀座並木通り分院 】鍼治療〈東京 おざわ〉
東京都中央区銀座2丁目4-19 GINZA SENRIKEN 5F



40代女性

【主訴】

腰痛・下半身の冷え・浮腫み

 

【問診】


現在妊娠35週。昔から腰痛持ちだが妊娠中期までは痛む事も無く、お腹が大きくなるまではあまり気にならなかった。


しかしお腹が大きくなるにつれ、少しずつ腰痛が悪化。妊娠後期に入り、徐々に痛む様になる。それに伴い冷えや浮腫みが出現。


一人目の出産後が、体力低下・気力低下・身体の痛みなどが酷かった為、残りの妊婦生活や出産後のことを考えると不安である。


高齢出産というリスクも考え、今から治療をして出産後の強い身体をつくりたいとのことで来院されました。

 

 

【視診・触診】


35週という事もあり骨盤が前傾し腰部の張りがかなり強い

殿部の皮膚表面の冷たさや足首の冷えが診られる

 




【治療】


妊婦さんでもうつ伏せになれるクッションにて施術を行う事にした。


鍼治療は初めてということで最初の数回は低刺激にて行うなど刺激を調節。

治療部位…腰部から殿部、大腿後面から下腿にかけて刺鍼


治療筋…腰部多裂筋、腸肋筋、中殿筋、小殿筋、ハムストリングス、腓腹筋、後脛骨筋

 

1回目…変化は特にない。

全身の緊張が強く切皮痛を感じやすい。

交感神経緊張による皮膚緊張によるものと説明する。

 

2回目…大きな変化は無い。

ただ、冷えが少しマシ。

なんとなく血流が良くなってきている気がする

 

3回目…腰が痛いという症状は無くなる。

 

 

5回目…下半身の冷えが改善。

浮腫みも減る。その後数回で治療は終了

治療回数を重ねるたびに顔色もかなり良くなっていました

 

予定日ギリギリまでの治療となりましたが、

安心して出産に臨めると嬉しいお言葉を頂きました。

 

 

【まとめ】


妊婦さんのお身体は妊娠初期から中期、後期とそれぞれ体調や体型が大きく変化していきます。

中期から後期になると胎児が大きくなるにつれ骨盤が前傾し、脊柱全体の弯曲が変化してしまいます。


今回の患者様は、基本的な腰殿部の硬さに加え、体型変化による身体的ストレスや腸腰筋等の筋力低下により常に負荷が掛かった状態となり、それらが慢性化する事で痛みを発症していました。



そこで少しでも腰から下にかかるストレスを除くよう治療した事で症状も緩和され、自然と精神的にも楽になっているようでした。妊婦さんは初期から出産まで様々な症状を発症します。



つわり、貧血、便秘、歯周病、口内炎(免疫力低下)、腰痛、冷え、浮腫み、糖代謝異常、高血圧…妊婦さんの数だけ症状があります。


妊娠中は薬も飲めない為それぞれの症状で悩まれる方は多いと思います。


鍼治療は副作用のない自然療法です。

人間本来の治癒力をあげつつ自律神経系を整えられ、様々な不調が改善されていきます。


【株式会社 one page】
院長・代表取締役 小沢 国寛


 

 国立おざわの銀座院【鍼治療 東京おざわ】

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